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見捨てられ不安が強い【境界線パーソナリティ障害】(BPD)

    
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見捨てられ不安が強い【境界線パーソナリティ障害】(BPD)
【今日のお話】パーソナリティ障害のうち、「境界線パーソナリティ障害」について書いてみます。実はこのパーソナリティ障害の予備軍の方、わたしのクライアントさんにも結構多いのです。他人事ではありませぬ。

反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)の記事のときは、「あの人サイコパスかも?」なんて誰かの顔を思い浮かべるくらいだったかもしれませんが、この「境界線パーソナリティ障害」については、多くのこじらせ繊細さんも他人事とは思えないのではないでしょうか?

特に見捨てられ不安が強いタイプの人は、一歩間違えばこの「境界線パーソナリティ障害」になる可能性は十分にあります。

以前に、「嫌われたくない症候群」の記事を書きましたが、あれにあてはまる人が最も気を付けたいのが、今回の「境界線パーソナリティ障害」です。

境界線パーソナリティ障害とは?

数あるパーソナリティ障害の中でも、反社会性パーソナリティ障害(サイコパス・ソシオパス)にならんで有名なのが、この境界線パーソナリティ障害ではないかと思います。

内容はよく知らないという人も、言葉だけは聞いたことがあるかもしれませんね。

精神障害>パーソナリティ障害>B群>境界線パーソナリティ障害

という分類になります。

こちらも日本では精神病ではなく、パーソナリティー障害として捉えられています。

境界線パーソナリティ障害の割合は、人口の約2%に見られ、特に若い女性に多いといわれています。

医学事典「MSDマニュアル」の記載によると、

・見捨てられること(実際のものまたは想像上のもの)を避けるため必死で努力する
・不安定で激しい人間関係をもち,相手の理想化と低評価との間を揺れ動く
・不安定な自己像または自己感覚
・自らに害を及ぼしうる2領域以上での衝動性(例,安全ではない性行為,過食,向こう見ずな運転)
・反復的な自殺行動,自殺演技,もしくは自殺の脅しまたは自傷行為
・気分の急激な変化(通常は数時間しか続かず,数日以上続くことはまれ)
・持続的な空虚感
・不適切な強い怒りまたは怒りのコントロールに関する問題
・ストレスにより引き起こされる一時的な妄想性思考または重度の解離症状

医学事典「MSDマニュアル」- 境界性パーソナリティ障害(BPD)

上記の内、5つ以上に該当する場合に境界線パーソナリティ障害の診断がつくそうです。
(症状は成人期早期までに始まっている必要があるが,青年期に生じることもある。)

5つ以上と聞いて、「自分はちがう」とホッとした方も、強い見捨てられ不安があったり、いくつかの項目に心当たりがある場合には、予備軍の可能性があるかもしれません。

深刻化すると、自力での改善は不可能になりますので、症状の軽いうちにご自分のメンタルに向き合っておくことをおすすめします。

境界線パーソナリティ障害の特徴

このパーソナリティ障害の最たる特徴はやはり、見捨てられ不安が強いことです。

特に、パートナーや家族・友人など、自分との関係が近い人に対して、「見捨てられたくない」という強い思いが生じます。

見捨てられ不安が強すぎるゆえ、以下のような言動を取りがちです。

  • 情緒不安定
  • 自己犠牲をしてトコトン相手に尽くす
  • ひとりになることが怖くて仕方ない
  • 四六時中一緒にいたがる
  • 相手のすべてを知りたがる
  • 他の人と仲良くしているのを見ただけで取り乱す
  • 個人的な悩みや秘密を打ち明けたがる
  • 特定の人を神格化するほどに崇拝する’(理想化)
  • 自分の思い通りにならないと、一瞬で大嫌いになる(脱価値化)
  • ちょっと冷たくされたと感じると怒りをむき出しにする
  • うまくいきそうになると壊したくなる
  • 怒り出すと感情のコントロールが効かない
  • 友人関係・恋人関係が長続きしない
  • 薬物・アルコール・性依存 など

境界線パーソナリティ障害の問題が表出するのは、「見捨てられる」「否定される」など、本人が危機感を感じたときなので、関係の浅い人やたまにしか会わないような人には気づかれにくいかもしれません。

また、ホルモンバランスや職場環境・住環境などが影響している場合もあり、症状が一定でないことから通院のタイミングを逃すことも多々あります。

特に女性は月経周期の影響を受けて見捨てられ不安が強くなることがあります。周期に沿って症状の悪化が見られる場合で、いきなり精神科や心療内科の受診に抵抗があるという方は、一度婦人科に相談してみるのもいいかもしれませんね。

そして逆に、ご自分の周りの方にこの傾向が見られる場合や、見捨てられ不安の対象となってしまった場合には、決して一人で責任を背負い込まないようにしてください。

中には、自分も他人も傷つけることに疲れて自傷行為に及ぶ人もいますので、無下に突き放したり、露骨に病気扱いをすることは危険が伴います。

ご本人が病院受診を嫌がっているようなケースでは無理強いせず、まずは周りの方が管轄の保健センターなどにご相談されることをおすすめします。

理想化と脱価値化

境界線パーソナリティ障害の特徴の中に、「特定の人を神格化するほどに崇拝する」という項目と、「自分の思い通りにならないと、一瞬で大嫌いになる」という項目をあげましたが、それについては、「理想化と脱価値化」という言葉で説明ができます。

境界線パーソナリティ障害は見捨てられ不安が強いので、「この人すごい」「この人ならわかってくれる」「この人なら大切にしてくれる」と感じた人を、過度に誇大視して「理想化」することがあります。

理想化した相手は「あばたもえくぼ」で、欠点がまったく見えなくなってしまいます。

どんなに怪しかろうが、いくら周りの人が止めようが、その人があたかも世界一すばらしい存在であるかのように思えてならないのです。

その対象は、恋人や友だち、医師や占い師、カウンセラーなど、「自分の味方になってくれる(と本人が思っている)人」です。

その人に対しては盲目的で、とことん従順で、言われたことすべてが正しいと思い込むほどです。

よく芸能人の人が危なげな占い師や宗教団体に陶酔したりする話を聞きますが、これはまさに「理想化」が起きているからなんですね。

ただし、この理想化は、「相手が自分を大切に扱ってくれていると感じられる間」のみであり、ひとたび相手が期待に応えてくれないと感じると、手のひら返しで相手を罵倒したり、攻撃したりしはじめます。

これが、「脱価値化」です。

今度は、「あばたもえくぼ」から「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」に変わり、相手のすべてが嫌悪の対象となります。

「大好きだった恋人がある日を境に箸の上げ下げを見るだけでも気持ち悪い存在になってしまう」なんて話を聞きますが、これがまさに理想化から脱価値化した状態であると言えます。

ご自分でも「なんでこんなに急に冷めちゃったんだろう?」と不思議に思うかもしれませんが、それは、境界線パーソナリティ障害の人ならではの白黒思考が理由なんです。

「相手が期待に応えてくれない」というのが切替のスイッチが押されると、残念ながら理性だけでは元に戻すことってできないんですよね。

しかも、「相手が期待に応えてくれない」というのは、その人の主観なので、相手がその人のためを思ってしてくれた言動であっても、そこは加味されません。

たとえば、

誰かともめたときに、神格化している友だちに相談したら「あなたの言い方もまずかったかもよ」なんて冷静なアドバイスをされたことでスイッチが押されて「あなたも敵なのね!」ってブチ切れちゃったり、

今のパートナーよりもっと自分のこと大切にしてくれそうな人を見つけた瞬間にスイッチが押されて、急に生理的に受け付けなくなったり、

という極端さです。

相手の人は、昨日まであんなにちやほやされていたのに、なぜ急に突き放されたのか意味もわからず、戸惑うばかりなんてことも。

ちなみに、カウンセラーもよくこのパターンでクライアントさんから嫌われますw

境界線パーソナリティ障害の原因

境界線パーソナリティ障害になる人の原因はいくつかあります。

主な原因として先天的な脳の気弱性、幼少期の家庭環境の影響(アダルトチルドレン)などがあげられます。

わたしは、繊細さん(HSP)はひといちばい環境による影響を受けやすい特性を持っているので、家庭環境次第ではアダルトチルドレンになりやすく、結果、境界線パーソナリティ障害を発症する可能性が高いと考えています。

特に、幼少期において

  • きょうだい間で差別を感じていた
  • 否定されることが多かった
  • あまり感情を受け止めてもらえなかった
  • 自分にとっては重要なことでも軽くあしらわれた
  • 母親の気分にむらがあり不安定だった
  • スキンシップが少なかった

といったように、「安心感」が不足していると、大人になってからも身近な人に対して「見捨てられ不安」が強く出てしまいます。

この記事を読んでくださっている方の中にも、診断が下るほどではないけれど、特徴を読んでいて思い当たるフシがあるなと感じている人は多いんじゃないでしょうか。

ちなみに、わたしも10代・20代はこの傾向があり、どっぷり恋愛依存に陥って、理想化(この人しかいない)と脱価値化(顔を見るのも嫌)という経験もしました。

当時は、境界線パーソナリティ障害なんて知らなかったので、「わたしってなんでこんなに飽きっぽいんだろう?」と不思議だったんですが、今思えば片足突っ込んでいたんだと思います。

でも気づいて本気で向き合えば大丈夫。

予備軍であっても、自分と向き合ってインナーチャイルドを癒せば、ちゃんと健全なパートナーシップを結べるようになります。

まとめ

今日は境界線パーソナリティ障害について書きました。

  • 境界線パーソナリティ障害は、精神疾患ではなくパーソナリティ障害のくくりである。
  • 境界線パーソナリティ障害は、見捨てられ不安が強く、気分にむらがあるなど、精神的に不安定な様子が見られる。
  • 見捨てられ不安から、特定の相手に対して盲目的に尽くしてしまったり、すべてを知ろうと束縛したりする。
  • 特定の相手を神格化するほどに崇拝していたかと思ったら、相手が自分の意にそわないと感じた途端、いきなり手のひら返して敵対するような白黒思考がある。(理想化と脱価値化)
  • 境界線パーソナリティ障害になる原因は、先天的な脳の気弱性や幼少期の家庭環境の影響(アダルトチルドレン)があげられます。
  • 繊細さん(HSP)は、ひといちばい環境による影響を受けやすい特性を持っており、家庭環境次第ではアダルトチルドレンになりやすく、結果、境界線パーソナリティ障害を発症する可能性が高いというのが森の考え。
  • 幼少期における「安心感」が不足していると、境界線パーソナリティ障害になりやすい。

というわけで、今回は「境界線パーソナリティ障害」について詳しく説明してみました。

わたしのクライアントさんの中にも、見捨てられ不安が強い方はとても多く、繊細な気質を持った女性の多くが、この障害の予備軍であると思われます。

アダルトチルドレンを克服すれば、この問題からの自然と解放されていきますので、ぜひご自分の内側と向き合ってみてくださいね。

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