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【HSPAC】隠れアダルトチルドレン解説:HSPはアダルトチルドレンになりやすい!?

    
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【HSPAC】隠れアダルトチルドレン解説:HSPはアダルトチルドレンにな...

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このページでは、隠れアダルトチルドレン(略称:HSPAC)について解説します。

※隠れアダルトチルドレンは、カウンセラー森ようこの造語であり、心理学用語や医学用語ではありません。

おさらい:アダルトチルドレンとは?

隠れアダルトチルドレンを解説するにあたり、予備知識としてアダルトチルドレンについて知っておいていただければと思います。

アダルトチルドレン(Adult Children)とは、幼少期の家庭環境の影響で、自己肯定感を持てず生きづらさを感じている人(虐待・ネグレクト・依存症の有無は問わず)のことを言います。

生きづらさの程度には個人差がありますが、日本人のおよそ8割程度がアダルトチルドレンに該当すると言われています。

▶アダルトチルドレンの詳しい解説はこちら

HSCはアダルトチルドレンになりやすい?

カウンセラー森は、HSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)は、とりわけアダルトチルドレンになりやすいと考えています。

【補足】
・HSP(Highly Sensitive Person)の子ども時代をHSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)といいます。
・HSPの敏感さは生まれ持った(先天的な)特性なので、一生涯変わることはありません。HSCに生まれたらもれなくHSPになります。(生まれてから死ぬまでずっとひといちばい敏感)

ひといちばい繊細な子(HSC)は、例えるならめっちゃ吸収力の良いスポンジみたいなものです。

良くも悪くも、ひといちばいたくさんの刺激を吸収します。

ゆえに、

他の子にとってはたとえ取るに足りないような家庭内の些細な問題でも、心に深刻なダメージを受けてしまうということは、十分にあり得ます。

<HSCがアダルトチルドレンになりやすい理由>

具体的には、以下のようなことがあげられます。

  • 他の子どもであれば、そこまで大きなダメージにならないような、親や周りの大人の些細な言動に深く傷つく。

    <例>
    ・親:あなたは鼻が低いね。お姉ちゃんのほうが美人だね。あなたは橋の下で拾ってきたのよ。
    ・子:ショック。わたしはブスなんだ。わたしはこのうちの子じゃないんだ。
  • 物事を深く考えるという特性があるため、自分に厳しく否定的な評価を下しがち。

    <例>
    90点しか取れないなんてダメだ。お母さんの役に立てない自分はいらない子だ。→自分にダメ出し
  • 他者の気持ちを察するのが得意なため、親に迷惑を掛けないように感情をしまい込んでしまうことがある。

    <例>
    ・お母さん、なんだか疲れてるな。これ言ったらお母さん困るかな?悲しむかな?→言わずに我慢
  • 親に繊細さを理解されず「変わった子」扱いされやすいため、自分の感覚を否定的にとらえがち。

    <例>
    ・子:タグがチクチクするー
    ・親:そのくらい大丈夫よ。がまんしなさい。まったく変な子ね。
    ・子:わたしの感覚は変なんだ。わたしは間違っているんだ。

このような理由で、HSCは家庭内に大きな問題がなくても、自己肯定感(ありのままの自分で良いという感覚)を持ちづらく、ひといちばいアダルトチルドレンになりやすいといえます。

HSCと隠れアダルトチルドレン

繊細さんお悩み相談室では、「幼少期の家庭環境の影響で、自己肯定感を持てず生きづらさを感じている人」アダルトチルドレン(AC)と定義するのに対し、隠れアダルトチルドレンを以下のように定義しています。

家庭内にさほど大きな問題はないものの、自身の敏感さ(繊細さ)が手伝って、トラウマを抱えてしまい、そのまま大人になった人のことを隠れアダルトチルドレン(HSPAC)と定義します。

※「隠れアダルトチルドレン」と「HSPAC」は森ようこの造語です。

このことは、子どもを受信機、大人を発信機に例えると、とてもわかりやすいです。

受信機の感度が高いHSCは、たとえ発信機(親)から発せられる電波(毒)が微弱ものであっても、心に傷を受けやすいという構図です。

隠れアダルトチルドレン2
  • 高性能受信機=子どもの感受性が強い(HSC)
  • 発信機からの電波が弱い=親の毒が些細なもの(DV・ネグレクトなどはない)
  • 高性能受信機は微弱電波でもしっかりキャッチする=HSCは些細なことで心に傷を負う

したがって、HSCの場合、比較的普通の家庭に生まれ育ってもアダルトチルドレンになる可能性は十分にあるのです。

隠れアダルトチルドレンの定義(繊細さんお悩み相談室オリジナル)

上記を踏まえて、繊細さんお悩み相談室では、「隠れアダルトチルドレン」(HSPAC)を以下のとおり定義しました。

HSP・エンパスなど、生まれつき繊細な気質を持ち、家庭内に虐待・ネグレクト・依存症といった機能不全家族の主たる要素がないにも関わらず、幼少期の体験(主に母親などの身近な養育者の言動)により心の傷を負ったことが原因で、大人になってからも自己肯定感を持てず、生きづらさを感じている人たち。

この定義にあてはめると、HSCとして生まれたら、機能不全家族の要因がない環境で育たない限り(後述)隠れアダルトチルドレンになる可能性が高いといえます。

HSC × 普通の家庭 ≒ 隠れアダルトチルドレン(HSPAC)

と考えてよいと思います。

隠れアダルトチルドレン(HSPAC)チェックテスト

隠れアダルトチルドレンかどうかは、「こじらせ度チェック」で確認できます。
事前に「繊細さんタイプチェック」でHSPかどうかをご確認ください。

※隠れアダルトチルドレン=こじらせ繊細さん

また、「こじらせタイプ診断」では、あなたがどのタイプのこじらせさんかがわかります。

機能不全家族の要因とは?

では、HSCがアダルトチルドレン(隠れアダルトチルドレン)にならない「機能不全家族」の要因がない家庭環境とは、いったいどのようなものでしょう?

参考までお伝えしますね。

アメリカの臨床心理士のダン・ニューハースさんは、著書「If You Had Controlling Parents」(もしあなたの親が子どもをコントロールしようとする親だったら)の中で、機能不全家族の要因となる親の兆候として、以下の8つをピックアップしています。

【機能不全家族の要因となる親の兆候】

  1. 親が子に条件付きの愛しか与えない
    例:100点を取ったときだけ褒める
  2. 親が子を尊重しない
    例:「子どものくせに生意気言うな」
  3. 親が子の発言を押さえつける
    例:「子どもは黙ってなさい」
  4. 親が子の感情を決めつける
    例:「そんなこと気にすることない」
  5. 親が子を嘲笑する
    例:「くだらない」「バカげている」
  6. 親が子を過度にしつける
    例:いうことを聞かないと食事を与えない
  7. 親が子の内面世界を否定する
    例:「そんなに弱くてどうする」「空想ばっかりしてるんじゃない」
  8. 親が社会から孤立している
    例:コミュニティに属そうとしない

この8タイプを見ると、機能不全家族というのは、なにもDVやネグレクトだけが原因ではないとわかりますね。

HSCの場合、親にほんの少しでもこの傾向が見られる場合には、アダルトチルドレンになる可能性が十分にあると言えます。

それだけこのアダルトチルドレン問題はどこの家庭にも起こりえる深刻な問題で、かつ回避が難しいものです。

隠れアダルトチルドレンの問題点

カウンセラー森は、たくさんの繊細なクライアントさんのカウンセリングを通じて、この隠れアダルトチルドレンの問題が非常に深刻であると痛感しています。

その理由は以下のとおりです。

①気づけない

自分の生きづらさについて調べて「アダルトチルドレン」という言葉に行きあたっても、幼少期の書いて環境にさしたる問題点が見つからないため、「自分には当てはまらない」「関係のないことだ」と思いがちで、そのままスルーしてしまう可能性が高いです。

そして、生きづらいのは「わたしの我慢が足りないから」「わたしは病気なのかもしれない」などと自分を責めてしまったり、人間関係を安易に壊してしまったりします。

実際問題、カウンセリングに来てはじめて自分がアダルトチルドレンであると自覚されるかたも非常に多いです。

②認められない

アダルトチルドレンだと自覚した後も、受け入れるまでに時間がかかることがあります。

その理由は、アダルトチルドレンというネーミングの忌々しさ(病的な匂い)が敬遠されがちなことに加えて、認めてしまうと、一生懸命育ててくれた親を責めているような気持ちになるからです。

繊細さんは本当に心優しい方が多くて、自分の生きづらさの理由が親にあるなんて考えてはいけないと思っている人がとっても多いんですよね。

上記のような理由で、「たいしたことはない」と自分のつらさから目を背け、向き合うのが遅くなってしまいがちなのです。

そして、気づいたときには心身が限界を迎えているなんてこともありますので、早め早めに向き合うことをおすすめします。

生きづらさは、がまんしていたらそのうち改善されるものではありません。

根本解決をしない限り、何度も何度も同じような問題に直面します。

今これを読んで、「もしかしたらわたしも」と思われた方は、ぜひ一度ご相談にいらしてくださいね。

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アダルトチルドレンを克服するには

まず知っていただきたいことは、
アダルトチルドレンは、先天的特性であるHSPとは異なり、「あとから身に着けた思考のクセ」が理由の生きづらさなので、正しく向き合えば克服することができるということです。

アダルトチルドレンが生きづらさを改善するためには、自分の中にいる未成熟な子ども(インナーチャイルド)の存在に気づき、認め、受け入れることが必要です。

自分一人でインナーチャイルドの存在に気づくのは難しいため、アドバイスをくれる人が近くにいない場合には専門家の手を借りることをおすすめします。

「繊細さんお悩み相談室」主催の28日間マンツーマン講座では、繊細さんに特化した独自の方法でアダルトチルドレンの克服方法をお伝えしております。(退行療法ではありません。)

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