【衝撃!】ぐるぐる思考が止められない本当の理由
繊細さんからのお悩みでめっちゃ多いのが「ぐるぐる思考が止められないんです~;;」というご相談。わかる。わかりますよ~。
今日は、ぐるぐる思考を止められない繊細さんのお悩みにズバリお答えしちゃいます。
みなさんは、過ぎたことをくよくよ後悔して夜眠れなくなったりすることはありませんか?
また、まだ起こってもない未来のことをあれこれ心配して、夜を明かしてしまうことはありませんか?
Q:ぐるぐる思考が止められないときは、どうしたらよいのでしょう?
ぐるぐる思考とは?
みなさんがよく言う「ぐるぐる思考」は心理学の言葉で「反芻思考」(はんすうしこう)といいます。
・反芻=一度飲みこんだ食物を再び口中にもどし、よくかんでからまた飲みこむこと。
うわっ。ちょっと気持ち悪いですね(;´∀`)
牛さんとか羊さんとかがやってるあの「くちゃくちゃ」です。
ちょうどあんな感じで、一度考え終わったのに気づくとまた同じことを考えている状態です。
ぐるぐる思考の内容はひとそれぞれですが、たとえばこんなことを考えている方が多いのではないでしょうか。
・あの一言余計だったかな?
・あの時、なんて思われたかな?
・変わってる人って思われたかな?
・非常識って思われたかな?
・自慢みたいに聞こえちゃったかな?
・イライラさせちゃったかな?
・知ったかぶりしてるって思われたかな?
・嫌われちゃったかな?
・あんなこと言わなければよかった。
・なんでうまく言えなかったんだろう。
・そういう意味で言ったんじゃないんだけどな。
・なんでこっちを選んじゃったんだろう。
・あっちを選んでおくべきだったな。
・もし〇〇したらどうしよう。
・このままいったら〇〇するかもしれない。
・この先ずーっと〇〇だったらどうしよう。
え?もういい?w
まぁ、簡単に言ってしまえば、ぐるぐる思考の中身は、
①過去への後悔
②未来への不安
このどちらかなんです。
「言われてみれば、たしかにそうかもな」と思っていただけましたでしょうか?
過去への後悔って実は、、、
このふたつのうち、過去への後悔って、
言い換えれば、「今」に満足できていないこと(現状不満)の言い訳を過去に探しているってことだと思うんです。
●あのとき、もっとああしていれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとお金持ちだったに違いない。
⇒でも今はお金持ちではない。(現状不満)
⇒ああしなかった過去の自分が悪いんだ。
●あのとき、あっちを選んでいれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとやりがいのある仕事をしていたに決まってる。
⇒でも今は仕事がつまらない。(現状不満)
⇒あっちを選ばなかった過去の自分が悪いんだ。
●あのとき、あんなこと言わなければ、(過去への後悔)
今頃わたしは彼と幸せな結婚生活を送っていたに違いない。
⇒でも今はひとりぼっち。(現状不満)
⇒あんなこと言った過去の自分が悪いんだ。
「今の自分が幸せでないのは、今のわたしのせいではない。過去の自分のせいだ」という思考です。
だけど、これって本当でしょうかね?
もし、今のあなたが、
お金持ちなら、
仕事に満足していれば、
幸せな結婚をしていれば、
たとえ過去の選択がどんなであっても、こんな後悔は抱かないと思いませんか?
過去の後悔地点から、今に至るまでに、その後悔を挽回するくらいのことを成し遂げていれば、おそらく過去への後悔などないのです。
ということはですよ。
今のあなたが過去についてあれこれ後悔しているのは、
現状不満を自分のせいだと認めたくないけれど、誰のせいにもできないってわかってるから、せめて過去の自分のせいにしているってことです。
つまり、過去への後悔は、過去の自分への盛大な責任転嫁なんです。
過去のあなたがかわいそうだよ;;
過去への後悔とセットになっているもの
で、過去の自分に責任転嫁をしようとするとき、そこにはもうひとつの問題がセットになっています。
それは、どんなことでしょう?
●あのとき、もっとああしていれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとお金持ちだったに違いない。
⇒でも今はお金持ちではない。(現状不満)
⇒ああしなかった過去の自分が悪いんだ。(過去への責任転嫁)
⇒この先ずっとお金が無かったらどうしよう。
●あのとき、あっちを選んでいれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとやりがいのある仕事をしていたに決まってる。
⇒でも今は仕事がつまらない。(現状不満)
⇒あっちを選ばなかった過去の自分が悪いんだ。(過去への責任転嫁)
⇒このままずっとつまらない仕事を続けなければならないのか。
●あのとき、あんなこと言わなければ、(過去への後悔)
今頃わたしは彼と幸せな結婚生活を送っていたに違いない。
⇒でも今はひとりぼっち。(現状不満)
⇒あんなこと言った過去の自分が悪いんだ。(過去への責任転嫁)
⇒このまま一生ひとりぼっちだったどうしよう。
そうです。これらは未来への不安です。
人は現状不満を抱くとき、過去への後悔だけでなく、未来への不安も同時に抱いています。
過去から現在地点へのベクトルが、水平もしくは下降気味(つまり、過去より今がよくなっていない状態)だから、未来もその延長線上にある。
この考え方だと、あなたの意識はいつも過去と未来を行ったり来たりするばかりです。
(過去への後悔)あの時もっとああしていたらよかった。
⇔
(未来への不安)このままずっと〇〇だったらどうしよう。
この無限ループから抜け出せないまま、過去の延長線上にしか未来を描けなくなってしまいます;;
大事なのは過去でも未来でもなく
こんな風に、心が過去と未来を行き来しているとき、肝心なことが抜け落ちています。
そうです。
イマココ
です。
今、この瞬間のあなたの感情です。
●あのとき、もっとああしていれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとお金持ちだったに違いない。
⇒でも今はお金持ちではない。(現状不満)
⇒ああしなかった過去の自分が悪いんだ。(過去への責任転嫁)
⇒この先ずっとお金が無かったらどうしよう。(未来への不安)
⇒あぁ、どうしようどうしよう。何にもやる気にならなないな。(思考の無限ループ)
これは、過去と未来を行ったり来たりしている思考の無限ループにハマっている状態です。
今のあなたはただ過去と未来に思考を巡らせているだけの存在で、後悔と不安に脳みそを占拠されしまっています。心ここにあらずです。
こんな抜け殻みたいな存在では、未来をよくできるわけはないんです;;
過去への後悔や未来への不安でぐるぐる思考をしていることに気づいたら、
まず、意識をイマココに向けてください。
呼吸に意識を向け、自分の身体に意識を向け、
自分がイマココに存在していることを確認してください。
そして、今この瞬間の感情を見てください。
思考ではなく、感情を見てください。
過去や未来ではなく、今この瞬間に感じていることはなんでしょう?
●あのとき、もっとああしていれば、(過去への後悔)
今頃わたしはもっとお金持ちだったに違いない。
⇒でも今はお金持ちではない。(現状不満)
⇒ああしなかった過去の自分が悪いんだ。(過去への責任転嫁)
⇒この先ずっとお金が無かったらどうしよう。(未来への不安)
⇒あぁ、どうしようどうしよう。何にもやる気にならなないな。(思考の無限ループ)
⇒そうか。わたしは、(今)この先お金が無くなることが怖いんだな。(イマココ)
思考でねじ伏せてしまった、今のあなたの中にあるネガティブな感情に気づいて、それをしっかり感じてください。
感情をしっかり感じるとき、過去とも未来とも切り離されたイマココのあなたになることができますよ。
これが、冒頭の問いの答えです。
A:ぐるぐる思考を止める唯一の方法。それは、過去でも未来でもなく、イマココの感情に意識を向けることです。
ぐるぐる思考は止められないのではなく・・・
と、答えをお伝えしたところで、きっと多くの方はこう思うのではないでしょうか?
「え?イマココ?うん。たしかに怖いよ。
で?どうやったらこのぐるぐる思考止まるの!?」
と(;´∀`)
ここで衝撃的なお話なんですが、
「ぐるぐる思考が止められない」と悩んでいる方は、実は「ぐるぐる思考を止めたくない」のです。
そんなバカな!
今すぐ止めたいよ!
と思うでしょ?
でも、本当に止めたくないんですよ。
その理由は、今の感情から目を背けたいからです。
・恐怖感
・孤独感
・羞恥心
・孤独感
・無価値感
・絶望感
そんなネガティブな感情、できれば誰だって感じたくありませんよね。
だから、無意識のうちに感じることを遠ざけ、思考をし続けているんです。
それが、あなたがぐるぐる思考の無限ループにハマり続ける理由です。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・・・
逆に言えば、さっきご説明したとおり、「イマココ」の感情をしっかり感じることができれば、もれなくぐるぐる思考は止められるのです。
ただし!!
目をそむけたくなるほどの感情に一人で向き合うと、心が不安定になる可能性もありますので、くれぐれも無理はしないでくださいね。
やり方がイマイチわからなかったり、ひとりで向き合うことに抵抗があるようでしたら、無理せずぜひカウンセリングにいらしてください。
未来はイマココで選べる
過去と未来を行き来をやめて、イマココに戻れると、そこを起点に選択ができます。
たしかに過去の選択の積み重ねが今を作っていますが、ここから先の未来を創るのは、今のあなたの選択です。
大きな判断を下すイメージではなく、できるだけ毎瞬自分が心地よい方を選ぶことを心がける。
この小さな小さな積み重ね(スモールステップ)が未来のあなたを作っていきます。
※小さな選択のくり返し。
過去に責任転嫁をし続けて悲観的な人生を送るという選択も、
イマココの感情を感じ切って次の一歩を踏み出す選択も、
どちらも今のあなた自身の選択です。。
未来を良くできるのは、他人でも過去のあなたでもなくて、今のあなただけなんです!!!!
まとめ
今日はぜひみなさんにお伝えしたいことばかりで、赤字太字だらけになってしまいましたが、ここで今一度まとめておきます。
- ぐるぐる思考の正体は、①過去への後悔 or ②未来への不安。
- 過去への後悔は、過去の自分への盛大な責任転嫁。現状不満を過去の自分のせいにしているにすぎない。
- 「過去への後悔」は「未来への不安」とセット。ぐるぐる思考は、過去と未来の間を思考で行ったり来たりループしている状態。
- ぐるぐる思考の無限ループにハマると、過去の延長線上にしか未来を描けなくなる。
- 過去や未来ではなく、今この瞬間に感じていることに意識を向ける。(イマココ)
- 思考でねじ伏せてしまったネガティブな感情に気づいて、それをしっかり感じれば、今この瞬間を生きられる。それがぐるぐる思考を止める唯一の方法。
- ぐるぐる思考は止められないのではない。止めたくないのだ!
無意識のうちにネガティブな感情から目を逸らすために思考している。
- 今の選択が未来を創る。スモールステップで選択を重ねることが大切。
- 未来を良くできるのは、今のあなただけ。
いかがでしょうか?
今回のお話、めっちゃ大事なことだと思うので、もしよかったら腹落ちするまで何度か読み返してみてください。
そして、講座の受講生さん!!
万一ここ腹落ちできていなかったら、遠慮なく質問してください!
むっちゃ大事ポイントです!!テストに出ます!!!(ウソw)
ここが押さえられると、ムダなぐるぐる思考で夜を明かすことが無くなりますので、しっかり身に付けておきましょー!
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