資格大好きさんの自己肯定感がなかなか上がらないワケ。
HSS型HSPのあなた。もしかして資格を取るのが好きですか?
資格マニアを通り越して資格ジプシーになっていませんか?
今日はわたしの体験談から、ついつい資格を取りたくなってしまう人の心理についてお話してみました。
みなさんは、資格取るの好きですか?
急に思い立って、何かいい資格はないかと調べたり、勉強し始めたりすることはありませんか?
でも、少しやると途中で飽きちゃったり、なんか違うと思ってやめちゃったり。
無事に資格を取っても、そのあとそれを活かして何かをするわけではなかったり。
一貫性なく、ただいろんな資格をたくさん持ってる資格マニア。
いや、さまよえる資格ジプシーになってませんか?
そうだ!資格取ろう!
何を隠そう、かつてのわたしはめちゃくちゃ資格を取るのが好きでした。
好きというか、クセみたいになってました。
だいたいわたしが資格を欲しくなるタイミングは決まっていて、
・今の仕事に飽き始めたり、人間関係がうまくいかなくなり始めたりしたとき。
・彼氏との関係に陰りが見えたとき。
・周りの友だちが好きなことを仕事にしているのを目の当たりにしたとき。
そう。
自分の立場が危うくなったり、人と比べたりして、焦りや不安を覚えたときに、検索を始めます。
スマホがなかったころは、ユー〇ャンのフリーペーパーをもらってきて、片っ端から良さそうな資格にチェックつけたりしてましたw
海賊王に俺はなる!
で、その中から体(てい)の良さそうな資格を見つけると、なんか異様に燃えてくるんです。
ルフィーみたいに鼻息荒々しく、「〇〇になる!!」とか思い立って、すぐに行動に移します。
さすがはHSS型HSP。
その時の行動力は自分でもちょっとびっくりするくらい。
その日のうちに何冊も参考書買い込んできたり、勉強計画立てたりして、メラメラしています。
(ついでにペンとかノートとかも買うw)
その勢いが悪いとは言いませんが、
でも、心のどこかでいつも思ってるんです。
「今回もまた、身にならないまま終わるかもしれない・・・」
ってね。
それでも、今回こそは!と勢いのまま突き進んでしまうんです。
やってる感が好き
今思えばなんですが、
資格を取ることよりも、
資格を取るための参考書を選んでる時の高揚感とか、休みの日にカフェでひとりで勉強している充実感とかが好きだったんですよね、わたし。
資格だけに限らず、学生時代の勉強にしても、会社の仕事にしても、とにかくちゃんとやってる自分、がんばってる自分が好きだったんです。
ひといちばい長い時間、ひといちばい難しいことを、ひといちばい丁寧にやってる自分。
当時のわたしにとって、そういう自分でいる時間が、焦りや孤独感から解放される時間であったし、自分で自分を認めることができる唯一の方法だったんですよね。
裏を返せばそれって、それ以外の自分はダメだと思ってるってことで、だからこそ常に自分に「ひといちばいがんばる」ことを強要し続けていたんだと思います。
それ本当にやりたいこと?
だけど、今になって考えてみれば、そのとき「取りたい!」と思った資格って、ぜんぶ他人軸でした。
別に部屋の片づけが得意なわけでもないのに、インテリアコーディネーターの資格を取ろうとしたり、
料理なんてできればやりたくないと思ってるくせに、フードコーディネーターの資格を取ろうとしたり、
子育て苦手でめちゃ失敗しているクセに、保育士の資格取ろうとしたり。
もう笑っちゃうでしょ?( *´艸`)
自分では無意識だったんですが、いわゆる映え具合ばかりを気にしていたんですよね。
他人から見たときに、
・どんな資格ならバカにされないか。
・どんな資格なら「かっこよく」見えるか。
・その資格を活かして仕事をしている自分は人の目にどう映るか。
実は心の中では、そんなことばかりを考えていたんです。
真剣な顔つきで、移動中も勉強している当時のわたしに足でもひっかけてやりたくなるくらいしょーもないんですがw、
でもその時のわたしは、「この資格さえ取れば人生が変わるかも」とか毎回本気で思ってたんです。
けれども、
自分に必要なものかどうかを見極められていなかったので、取ったところで活かしようがない資格ばかり。
とにかく数だけが増えていったんです。
もちろん、資格に罪はありません。問題は資格ではなく自分です。
増えた資格は転職するたびに履歴書の保有資格欄に書き連ねるだけの役割で、
人よりほんのちょっとだけ英語が読み書きできる人、人よりほんのちょっとだけ経理がわかる人、人よりほんのちょっとだけ保険に詳しい人。
周りから見たら一貫性のないただの器用貧乏な便利屋さん。それがわたしでした。
欲しいのは資格じゃなくて
今だからわかるのは、
当時のわたしが必要としていたのは、資格ではなく、誰かの承認だったってことです。
資格をとって、「〇〇認定」とか「〇〇公認」とかそういうスタンプを押してもらえることが安心だったんですね。
つまるところ。
自分で自分を認められないから、「〇〇が認めてくれたわたし」になるしか自分を認める方法が見つからなかったんです。
資格という鎧があれば、本当のちっぽけで弱虫な自分より、大きくて強い存在になれると信じていたんです。
だから、できるだけたくさんの資格を、まるでスタンプラリーをするみたいに、取りまくっていたんですよね。
いつかこの台紙がスタンプでいっぱいになれば、自分以外の何かすごいものになれる気がして、終わりのない資格ジプシーを続けていたんです。
大事なのは自己肯定感と自分軸
資格ジプシーの紆余曲折を経てたどり着いた答え。
それは、わたしに必要だったのは、資格ではなくてまず自己肯定感と自分軸だったっていう結論です。
つまり、他の誰かに認めてもらうのではなく、自分で自分に承認スタンプを押せること、でした。
資格は、その上に付けるオプションに過ぎず、
自分で自分をまるごと認めて、自分の気持ちを大事にすることができなければ、何をしてもうまくいかないということが、ようやっとわかったんです。
かつてのわたしは、
何者かになったら自分を認められるのだと思っていましたが、
実は、
自分で自分を認めてない人は何者にもなれない
という超シンプルなオチでした。
いや、資格があれば形式上は何かになれるのかもしれないけれど、
そこに自己肯定感と自分軸が伴わないと、他人からの評価に一喜一憂するばかりで、結局一歩踏み出せないし、たとえ踏み出しても続けられないんですよね。
周りの人と比べて、この程度で専門家を語るのは恥ずかしい。大した資格でもないのにみっともない。
こんなわたしが表に立ったら、叩かれるんじゃないか、バカにされるんじゃないか。
親や親せきに知られたらなんて思われるか、友だちが見たら笑うだろうか。
そういう周りからの視線が痛くて怖くて、せっかくはじめてもすぐに引っ込めてしまうんですよね;;
資格がないと仕事ができないという幻想
それからこれはわたしだけじゃなく、きっと多くの人が抱いている幻想だと思うのですが、
・資格があれば仕事ができる
・資格がなければ仕事ができない
これ、思い込みです。
法律上の縛りはありますので、たとえば、誰かの身体にメスを入れる仕事は、医師免許が必要ですし、運転するには運転免許が必要ですが、
世の中の資格の大半は、「〇〇公認」「〇〇認定」の肩書きが気が付くだけのことで、その資格が無くても仕事自体はできちゃうものばかりです。
たとえば、
・占い師
・ビューティーアドバイザー
・アロマセラピスト
・フラワーコーディネーター
こういった女性に人気の仕事は、協会に属さず個人でやるのであれば、無資格でもできます。(もちろん仕事にするには知識や経験は必要ですが。)
そんでもって、これ言うと驚かれるのですが、実はわたしも今、無資格です。
いや、厳密に言うと、持っているカウンセラー資格はいくつかありますし、勉強もしていますが、それを掲げて仕事はしていません。
協会の規定などに縛られず、自分が今持っている最新の知識や能力をすべてお客さまに注ぎたいという理由で、ルールや制約のないフリーでの活動を選択しています。
その分、集客の大変さや責任の重さはヒシヒシと感じますが(マジで大変です!w)、機動力があって、自由な形態の方がHSS型HSPのわたしには合っていると感じています。
「資格がなければ仕事ができない」と思い込んでいたかつてのわたしは、
総額にするともうちょっと大きな声では言えないくらいの金額を費やして、資格を取ることに命を燃やしていましたが、今そのどれもが不要な状態です。
何度も言いますが、資格制度が悪いと言うわけではないですし、資格を取ることのメリットもたくさんあります。
だけど、資格を取ったら必ず、仕事があるわけでもないですし、その逆も然りです。
資格を取るときには、本当にそれが今自分に必要なのか、それとも誰かの承認をもらって安心したいだけなのかを、よくよく考えた方がいいというのがわたしが得た教訓です。
自分の得意なことを自分軸で見極める
自分らしく生きていくためには、自分が得意なことを自分軸で見極めることが必要だと感じます。
わたしが得意だったのは、
インテリアのコーディネートではなく、
人の話を聞いて、その人の生きづらさの元になっていることを見つけることだし、
料理の味付けや盛り付けの仕方ではなく、
その人の生きづらさを解決するための道筋をつけることだし、
子育て論を語ることではなく、
自分育ての方法をわかりやすくお伝えすることだったんです。
そして、それをしているときが、一番幸せで、生きているよろこびを感じることだったんです。
自分の心地いい感覚よりも、他人からどう見られるかばかりを優先していた時は気づけなかったことでした。
もちろん、得意分野は人それぞれです。
お花を生けるのが得意な人も、メイクが得意な人も、料理が得意な人も、いろんな人がいて、バランスが取れています。
それは別にお金を稼げることだけに限りません。
創作活動やスピリチュアルなことに傾倒する人もいるでしょうし、
家事や育児や介護で人の役に立つことだって立派な仕事です。
どんなことで生きていってもいいのですが、体裁を気にして自分に合っていないことをするのだけは、しんどいばかりで本当におすすめできないです。
ぜひみなさんも、ご自分が本当に幸せだと思えることに焦点をあててみていただきたいです。
まとめ
さすがにわたしほど重症な人はいないかもしれませんが、資格ジプシーさんの参考になればと思って書いてみました。
何か参考になるところはありましたでしょうか?
- 資格が欲しかったのは、他者からの承認が必要だったから。
- 他者からの承認が必要だったのは、自分で自分を承認できていなかったから。
- 必要なのは、自己肯定感と自分軸。資格はその上に付ける便利なオプションに過ぎない。
- 何者かになったら自分を認められるのではなく、自分で自分を認めてない人は何者にもなれない。
- 「資格がないと仕事ができない」は幻想の可能性大。自分にとってその資格が本当に必要なものなのか見極めよう。
- 他人からどう見られるかばかりを優先していると、本当にやりたいことは見つからない。自分の感覚を大事にしよう。
いかがでしたでしょうか?
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