インナーチャイルドを癒して心穏やかな日々を手に入れる!

【エンパス解説】セルフチェック診断付き ~HSPとエンパスはどう違うの?~

    
\ この記事を共有 /
【エンパス解説】セルフチェック診断付き ~HSPとエンパスはどう違うの?...

インナーチャイルドケアを学んでみたいと思われた方。まずは入門講座へどうぞ。

↑こちらのフォームからお申込みいただけます!

「繊細さんお悩み相談室」のサービスは「インナーチャイルドケアメソッド」に移行されました。

旧サービスはご利用いただけませんので、予めご了承ください。

エンパスとは?

エンパス(empath)とは、共感力(empathy)が高い人のことです。
この言葉は発祥元があいまいで、SFがルーツともいわれています。

共感力とは、他者の気持ちを汲むことができる力です。

人間は誰しも生まれつきこの共感力を備えていますが、中でもその能力が著しく高い人を総称してエンパスと呼びます。

共感力を発揮する対象は人によって異なります。

人間だけではなく、動物や植物、物体や空間などの場合もあります。

たとえば、動物の気持ちが分かるエンパスさんは、アニマルエンパスと呼ばれ、アニマルコミュニケーターやアニマルセラピストなどとして活躍している人もいます。

また、ボタニカルエンパス(プラントエンパス)といって、植物の気持ちがわかるというエンパスさんもいます。植物を育てるのが得意でお花屋さんやフラワーアレンジメント教室などの職業に就く方も多いです。

その他にも、鉱石などの記憶がわかるクリスタルエンパスさん、他人の身体を触っただけで病気の有無がわかるフィジカルエンパスさんなど、その種類は多岐にわたり、ご自分の特性に合ったお仕事を見つけられると、他の人には到底まねできないような才能が開花します。

さらに、エンパスと自覚されている方の中には、霊感が強く宇宙の力を感じることができたり、人間以外のものと頻回に意思疎通ができたりする人もいます。

このような方たちは、第六感と言われる直観がとても鋭いのが特徴です。

そして、繊細さんの中には、今はまだご自分に第六感が備わっていることを自覚できていなくても、ご自身の内面と向き合い続けることにより、徐々に開眼されていく方もたくさんいらっしゃいます。

今はピンと来ていなくても、ぜひ、ご自身の直観に耳を傾けてみてくださいね。

エンパスとHSPのちがいは?

エンパスは、HSPと同様、人口の約20%(5人に1人)の割合で存在すると言われていて、その特徴もHSPととても似通っています。

カウンセラーやセラピストの間でも、この二つのちがいに関する見解はさまざまです。

エンパスがHSPの一部であるとされる方や、HSPがエンパスの一部であるとされる方、ほとんど同義とされている方などがいらっしゃいます。

ふたつのちがいについて諸説ある中で、ここではカウンセラー森の見解をお伝えします。

エンパスとHSPのちがいに関する森の見解

「ひといちばい繊細な人」を、

学術的な側面からとらえたのがHSP

●スピリチュアルな側面からとらえたのがエンパス

であると考えています。

どちらも共感力が高く、ひといちばい敏感という特性を持っています。

エンパスはスピリチュアルな用語でしかなく、学術的な定義が存在しないため、厳密にこのふたつを区別することは難しく、その線引きは非常にあいまいです。

各書物やネットの情報などを収集しても、ふたつの特徴は酷似しています。

また、エンパスに関しては、そのスピリチュアルな特性に焦点があたっているため、HSPの4大特性DOESの中の、EEmpathy and Emotional responsiveness/高い共感性と感情反応の強さ)の要素がより強調的にとらえられていると考えるとわかりやすいかと思います。

エンパスを表現するときには、単なる敏感さではなく、目に見えない相手の気持ちやエネルギーを感じ取るエスパーのような気質にフォーカスされがちでもあります。

したがって、論理的で学術的な話が好きな頭脳派の人は、アーロン先生やイルセ・サン先生のような心理学者の著書などでご自身の知識を深めるでしょうし、

直観的で霊的なことに関心がある感覚派の人は、宇宙法則や占いなど、スピリチュアルなことに傾倒していくでしょう。

好奇心が抑えきれずどちらにものめりこんだわたし(HSS型HSP)からすると、それはまるで公園の砂場でお山を作ってトンネルを掘るように、どちらから掘っていっても結局は真ん中でぶつかり合い同じところにたどり着くのというのが結論です。

そのくらいものごとの真理はひとつです。

よって、森の見解では、HSPとエンパスのちがいを無理に明確化する必要はなく、特性の捉え方(切り口)が違うのだと考えていただければと思います。

もし、HSP・エンパス、どこから手を付けてよいかわからない方がいたら、どちらでも自分の心地よい方面からアプローチしてみてください。

どちらから掘り下げてもきっと、ご自身の内面と向き合い核心に迫ることと思います^^

ちなみに、わたしの場合、はじめはのころは極度のスピリチュアルアレルギーだったので、理論的な説明ばかりを求めていましたが、自身の解明が進むのに並行して、スピリチュアルな世界がいかに奥深くて侮れないものであるかということを日々実感しています。

※繊細さんお悩み相談室が行っている28日間マンツーマン講座では、心理学の側面、スピリチュアルな側面両方にスポットライトをあてて、どちらからでも理解しやすいような構成にしています。

【HSPとエンパスのちがい(森の見解)】

●HSP:ひといちばい繊細な人
四大特性DOES(D=思慮深く、O=刺激を受けやすく、E=共感力が高い上、感情反応が速く、S=些細な変化によく気が付く。)

●エンパス:上記HSPをスピリチュアルな側面からとらえ、四大特性Eの共感力の高さに着目した解釈。目に見えない相手の気持ちやエネルギーを感じ取るなどの第六感(直観)の鋭さに焦点があたることが多い。

エンパスセルフチェック

こちらはわたしがカウンセリングの際に使用している、オリジナルの項目です。ご参考まで。

※同じエンパスであってもどのようなことに共感力を持つかは人それぞれです。すべてに当てはまるとは限りません。
※上記の項目は、HSPのエンパスの特性に特化した項目をピックアップしています。

ご覧いただいてお分かりのとおり、これらの項目は、HSPの共感力(E)を計る項目と共通しています。

▶HSPチェックテストはこちらからお試しいただけます。

エンパスとサイコパスのちがいは?

エンパスとサイコパスのちがいについてもよくご質問をいただくので、ここで解説しておきます。

エンパスとサイコパスは似ているようでまったく非なるものです。

ここでもわたしの見解を交えてお伝えします。

【共通点】
先天的な特性。
他人の気持ち(怒りや悲しみや苦しみ)に敏感。

【相違点】
エンパス : 他人の気持ちに寄り添う。良心的。
サイコパス: 他人の気持ちに冷淡。反社会的。

先天的に(生まれつき)他人の気持ちに敏感であることは共通していますが、サイコパスは冷酷で反社会的であるのに対し、エンパスは情に厚く良心的です。ここが決定的な違いです。

サイコパスの場合は、気持ちを汲み取る能力を他者の苦しみのために利用します。

相手の気持ちを慮り心を寄せることができるかどうかが判断のポイントです。

ちなみに、エンパスの中にも怒りっぽかったり、攻撃的な人はいます。

このような人たちは、専門家の方のカウンセリングを受けても、サイコパスを疑われてしまうことがありますが、その気質が生まれ持ったものでない場合、幼少期に十分な安心感を得られなかったことにより、後天的に怒りを外に向けるタイプ(怒り外向型)のアダルトチルドレンになっているだけなのです。

アダルトチルドレンの解説はこちらです。

特に、トラウマの影響が大きかったり、認知のゆがみが大きいと、非情でサイコパス的な性格になり、なんらかの精神疾患を伴う場合もありますが、生まれ持った気質とは異なるため、本来の癒しが得られれば冷酷さは徐々に消失していきます。

ただし、後天的であってもサイコパスのように重度の反社会性が認められる場合には、反社会性パーソナリティー障害(ソシオパス)と分類され、一人では回復が見込めず専門医の回復プログラムなどを受ける必要があります。

・エンパス&サイコパス:先天的
・ソシオパス:後天的

【エンパスとサイコパスとソシオパスのちがい】
・エンパス(≒HSP):他者の気持ちに敏感。良心的。先天的な特性。
・サイコパス:他者の気持ちに敏感。反社会的。先天的な特性。精神病質者。
・ソシオパス:他者の気持ちに敏感とは限らない。反社会的後天的な特性。社会病質者。

エンパスの生きづらさ対処法

エンパスは、共感力がひといちばい高い人であり、本来その特性は長所として活かせるものです。

ところが、情報過多の現代を生きるエンパスさんは、相手の気持ちがわかりすぎるがゆえにさまざまなトラブルを抱え込んでしまいがちです。

最も顕著なのが、相手の悲しみや苦しみといったネガティブな感情に飲み込まれて同じようにつらい気持ちになってしまったり、ニュースやネットなどで見聞きする自分とは関係のない争いごとに心を痛めてしまったりすることです。

さまざまな感情を拾い集めては、当の本人以上に辛い思いをして疲弊してしまうようなところがありますので、神経をすり減らしてクタクタになってしまうんです。

そんなエンパスさんに必要なのが、バウンダリーダウンタイムです。

バウンダリー

バウンダリーとは、境界線のことです。

HSPやエンパスは共感力が高い分、他者との境界線が薄く相手の感情に飲み込まれがちなので、意識的に境界線を引くことがとても大切なスキルです。

「これはあの人の問題、これは自分の問題」という具合に、問題の所有者をしっかりと切り分ける練習をしましょう。

たとえば友人から失恋したことを打ち明けられたとき、
「失恋したのは彼女であって自分ではない。自分は彼女の話を聞いて寄り添うけれど、彼女の心の痛みまでを背負い込む必要はない。」
ということを、頭だけではなく心でしっかりと理解していることが大切です。

心優しいエンパスさんにとって、このように切り分けることは一見冷たいように感じるかもしれませんが、溺れている人が溺れている人を助けられないのと同様に、一緒になって感情に飲み込まれてしまうと逆に相手を助けることができなくなってしまうのです。

健全な心を持っている人に支えてもらってこそ傷は癒されますので、相手のためにも共倒れにならないようにしっかりと境界線を引きましょう。

※アドラー心理学では、このバウンダリースキルのことを「課題の分離」といいます。繊細さんお悩み相談室の28日間マンツーマン講座では、希望者の方向けに「繊細さん向けの課題の分離の方法」のレクチャーも行います。

ダウンタイム

ダウンタイムとは、脳の休息時間のことです。

上記のとおり、HSPやエンパスは他者の感情に振り回されやすく、脳疲労しやすい傾向があります。

脳疲労で頭が働かなくなると、ミスや過労に繋がり、いらぬ問題を背負い込むことになりますので、こまめに休息時間を取って疲労回復をすることが望ましいのです。

具体的なダウンタイムの方法は

・静かな音楽を聴く
・明かりを少し暗くする
・優しい物語の本を読む
・温かい飲み物を飲む

などです。静かで落ち着いた環境に身を置き、できるだけリラックスすることが大切です。

バウンダリーとダウンタイム、ぜひ生活の中に取り入れてくださいね!

エンパスの生き方

ここまで、エンパスについて解説してきましたが、みなさん思い当たるところはありましたでしょうか?

・わたしは感が鈍いから。

・HSPのチェック診断には当てはまるけど、エンパスチェック診断はいまいちピンとこない。

そんな風に思っているあなたも、幼いころからの経験により自分の感性を信じられなくなっているだけで、本当は高い共感力をお持ちのハズです。

たとえばあなたがまだ小さかったころ、こんなことはありませんでしたか?

・怖がりだった。
・空想癖があった。
・ごっこ遊びが好きだった。
・動物や植物、ぬいぐるみなどとお話をしていた。
・電話が鳴ると誰からかわかった。
・お母さんの本音をズバリと言い当てた。
・お父さんとお母さんの険悪な空気に気づいていた。
・先生の望んでる答えが手に取るようにわかった。
・悲しんでいるお友だちにいち早く気づいてあげた。

ちょっと他の子よりも勘が鋭くて、不思議な子。

でもそれを前面に出すと大人たちに煙たがられちゃうから、だんだんその力を隠ぺいしてきちゃったんじゃないかなって思います。

ちなみに、わたしは母親の本音を言い当ててよくイライラされていました。笑。

なので、人の気持ちを言い当てる力は長年封印していましたが、カウンセラーという仕事に出会えた今、共感力がようやく役に立っています。

クライアントさんに「どうしてそんなにわかってくれるんですか?」と言っていただけると、エンパスで良かったなとつくづく思います^^

つまり、HSPやエンパスのあなたが、自分らしく生きるためには、封印してしまったその感性を再び発揮して誰にもまねできないことをすることなんです。

バウンダリーやダウンタイムで他者のネガティブな感情から身を守りつつ、高い共感力を発揮して生きていくことこそが、わたしたち繊細さんの生きる道なのです。

繊細さを武器に変える方法は、28日間マンツーマン講座でお伝えしています。

ぜひいらしてくださいね。

現在ご提供中のサービス

繊細さんお悩み相談室では、繊細なあなたが自己肯定感を手に入れ、ありのままの姿で楽に生きられるようになるためのお手伝いをしております。

ぜひカウンセリングや講座にお越しください。

↓繊細な自分の取り扱いにお困りの方、まずはオンラインカウンセリングへお越しください。

オンラインカウンセリングお申込み

オンラインカウンセリングのご案内

↓この生きづらさを何とかしたい!そのために自分と向き合う覚悟ができたら、28日間マンツーマン講座へお越しください。

28日間講座マンツーマン講座仮申込み

28日間マンツーマン講座のご案内

サービスへ

HOMEへ

Copyright©繊細さんお悩み相談室,2020All Rights Reserved.