欠点を直そうとするのはやめた方がいい
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あなたの欠点は?
いきなりですが、あなたの欠点はなんでしょうか?
- 自分に自信がない
- 自分の意見がない
- 優柔不断
- あきっぽい
- すぐ落ち込む
- 立ち直りが遅い
- ケチ
- 見栄っ張り
- 怒りっぽい
- 密かに人を見下している
- 心配性
こじらせ繊細さんからよくお聞きする欠点はこんな感じです。
みなさんにも思い当たるところはありますか?
こじらせ全盛期のころのわたしは、
わたし自身が欠点というくらい、まったくいいとこなしだったんですが、
その中でも特に、「裏表がある」のが最大の欠点だと思ってましたねー;
夫や息子の前ではガミガミ母さんなのに、ママ友の前では穏やかで子ども思いなおかあさんを演じていたり、
陰で上司の悪口めっちゃ言ってるくせに、いざ目の前にするとついいい顔をしてしまったり。
しっかり者に見られてましたが、自分の軸なんてどこにもなくて、人に合せてコロコロ態度を変える。
そんな自分のことが大嫌いでした。
欠点を直そうとすると
やっぱり自分の欠点を直して、いい人になりたいって思いますもの。
わたしも一応、「裏表のない性格のいい人」になろうと思って努力してました。(あれでもしてたんです!w)
そのために、「サバサバしてるキャラ」設定をして、家でも外でも肝っ玉母ちゃんみたいにおおらかに振舞おうとがんばってました。
だけど、ムリ・・・
そんな簡単に欠点って直らないです。
何十年間も続けてきたその欠点を、ちょっと心を入れ替えたくらいで手放せるわけがないんです。
それどころか。
「あぁ、またわたしいい顔しちゃってるわ」
「あー、家でこんなにキレてるところ誰にも見せられない」
という感じで、
欠点に気づいているからこそ、欠点を直せない自分のことを責めてしまいました。
そうして、自分を責めれば責めるほど、自分のことが嫌いになって、ダメな自分にうんざりしてしまうのです。
自分のこと好きになれるようにダメなとこ直そうとしてるのに、余計に自分を責めてるっていう負のループにハマっていました。
欠点を直そうとして、自己肯定感をさげては本末転倒ですよね。
欠点は直すのではなくゆるめる
ご自分の欠点に悩むクライアントさんに、わたしがまずお伝えするのは、「欠点はあってあたりまえなので、無理に直そうとしなくていいですよ」ということです。
みなさんもお分かりのとおり、欠点のない人なんていないです。
「非の打ち所がない」なんて言われる人もいますが、そんな人にも探せば絶対ひとつやふたつ欠点はあります。
だからまず、「欠点を無くそう」と思うことをやめた方がいいです。
ただし、その欠点のせいであなたが生きづらさを感じていたり、周りの大切な人たちが辟易してしまうのなら、それは少し手放した方がいいかもしれません。
・優柔不断だと、人生の大事な決断を先送りにして逃してしまったり、
・ケチだと、自分が本当に欲しいものが手に入らなかったり、
・怒りっぽいと、大切な人との関係を壊してしまったり。
そういうのってもったいないですよね。
だから、もし欠点を手放すことで幸せに近づけるのなら、ぜひ向き合ってほしいです。
ただし、「直す」とか「無くす」みたいに、100%を目指すのではなく、
ちょっと「ゆるめる」
という意識を持つだけでOKです。
欠点のゆるめ方
欠点をいちばん手っ取り早く緩める方法をお伝えします。
それは、「気づく」です。
- 見栄張ったなぁ。
- 飽きちゃったなぁ。
- 見下してるなぁ。
「以上、マル」です。
気づいたら責めない。
直そうとしない。
ただただ、それを認める。
それだけです。
直そうとしなきゃ変わらないじゃん、って思うかもしれませんが、そんなことないです。
その欠点が自分の一部だと認める。
「自分はそんなことしたりしない」とか、
「〇〇さんもやってるから」とか、
「△△だからしかたない」とか、
そういうのもやめて、ただただ欠点が自分の一部だと認める。
それができたら、もう欠点はちょっとだけゆるんでいます。
毎日のそんな小さな習慣が、自分を変えていくのです。
まとめ
- 欠点は直そうとしなくていい。
- 欠点を直そうとしてうまくいかない自分を責めるのは逆効果。かえって自己肯定感をさげることになる。
- 欠点はあってあたりまえ。誰にでもひとつやふたつ欠点はある。
- ただし、欠点のせいで自分が生きづらかったり、周りが辟易するのであれば、向き合ってみた方がいい。
- 欠点は、「ゆるめる」ことを意識する。
- 「やってるなぁ」「あるなぁ」と気づくだけでOK。
- 気づくだけでOK。自分を責めない。無理に直そうとしない。
- 欠点が自分の一部だと認めるだけで、欠点はゆるむ。
こんな風に、わたしもちょっとずつ自分を変えてきました。
もちろん、今でも欠点はたくさんあるし、「やっちまったな」の毎日です。
だけど、欠点を自分の一部だと認め始めてから、自分や周りの人を苦しめるような欠点は目に見えて減っていき、自己肯定感は高まり、生きづらさはなくなっていきました。
気づくことでだんだん変わっていけますよ。
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