【お悩み相談】試着後に断るのが苦手でつい欲しくもない服まで買ってしまう。
相談してくださった人
なしりんごさん(30代・女性)
本日はどのようなご相談でしょうか?
洋服を買うのが苦手です。
洋服自体が嫌いなわけではなく、むしろ好きな方だと思うのですが、押しの強い店員さんからの勧めを断れず、本当はそこまでほしくないものをつい買ってしまうことがあります。
試着中に声を掛けられて、
「いかがですかぁ?わぁ、似合う!かわいい!似合いますね――!」とか言われると、
本当は「ちょっとイマイチじゃない?」と思っていても、「やっぱりやめます」の一言が言えなくて買ってしまうんです。。
そして自宅に帰ってきてから、「あぁ、こんなの買うんじゃなかった―」と後悔することが多いです。
店員さんは仕事だからお世辞で褒めてくれてるってわかっているのに、うまく断れないんです。
どうしたらきっぱり断れるようになるんでしょうか?
なしりんごさん、ご相談ありがとうございますー。
これ、めっちゃわかりますー。
嫌ですねぇ;;
こんな押しの強いショップ店員さん。
>「いかがですかぁ?わぁ、似合う!かわいい!似合いますね――!」
って、昔の柳沢加奈子ネタ出てきちゃいますw
繊細さんは人の気持ちがとてもよくわかるので、逆の立場になるとうまく営業できなかったりします。
心の底からいいと思っていないものを売ったり、相手が渋ってるものをゴリ推したりするなんて、苦手ですよねー。
だからこそ、相手の気持ちも考えずに圧かけてガンガン売ろうとしてくる人の気持ちが理解できず、圧を感じてなんだか押し切られちゃったりもしますねー;;
こんな時はどうしたらいいでしょうか?
買い物の主導権はどこにある?
こんなシチュエーションに陥ったら、まず思い出してもらいたいのが、「この買い物の主導権って誰が握ってるのか?」ということです。
誰ですか?
ゴリゴリショップ店員加奈子???
ちがいますよね?
そうです。あなたです。
買い物の主導権を握っているのはお客であるあなたです。
なので、買うか買わないかを決めるのはあなたです。
焦ってボールを相手に手渡さないでください。
お店を出るまで、その手にしっかり握っておいてくださいね。
買い物はちょうどいい修行の場
で、実は、こんなシチュエーションって、こじらせ繊細さんには結構チャンスだったりします。
断る練習のチャンスです。
なぜなら、「断る」という場面はこれから先も何度も遭遇するし、相手が友だちや知り合いであれば、断るのがなお難しいからです。
お店ですら断れない人が、どうやって知り合いからのお願いを断れるでしょう。
普段から断る練習をしておかないと、望んでもないお役目が次から次へとあなたの元に降ってきちゃいますよ。
・PTA役員
・地域委員
・子供会役員
・マンション管理組合長
・お世話係・・・
もちろん、やりたくてやるのならぜんぜんよいのですが、どうしてもやりたくないのに断れなくてやるというのは、つらいですよねー;;
しかも順番で回ってくるとかではなく、引き受けてくれそうな人をピンポイントで狙ってくるやつ;
繊細さんは断るのが下手なので、こういうお役目のターゲットになりやすい。
「あの人なら引き受けてくれそう」と思われやすい。
そんな理不尽な思いをしてストレスをため込まないためにも、こんな日常の場面で「スッキリ断る」練習をしてみましょう。
断るときのポイント
どんな断り方でもいいですが、「短めに断る」ことを意識してみてください。
繊細さんは相手にどう思われるかが気になって、長々理由を並べやすいんですw
それが仇になります。
なんか、素材とかサイズ感は気に入ってるんですけど、ちょっと色がきつい感じがしちゃって、もう少し淡い感じならいいかなーって思うんですけどー。
えぇ!? ぜんぜんぜんぜんそんなことないですよぉー。
お客さまお顔立ちがはっきりしてらっしゃるから、このくらいの色もめちゃくちゃお似合いですー。
あっ、それかー、この水色とかどーですか?
これならそんなに色がきつくないし、お肌の色もきれいに映るかと思うんですけどー。
とかなりますからねw
(あるでしょ?こんな経験ww)
加奈子店員さんプロですから。
弱腰繊細さんなんて簡単ですよww
それに、これを身近な人にこれやると「あの人いつも言い訳が長い」とかって思われちゃいます。
繊細さん的には、傷つけないように最大限気を遣ってるだけなんですが、相手からすると、「回りくどい」「はっきりしない」「言い訳が長い」んです。
これは繊細さんが周りの人からめんどくさがられる理由のひとつです。
なので、いろいろ言い訳を考えなくてOK。
試着室を出たら、短く
「これ、やっぱりやめておきます。」
と感じよく、そして堂々と断ってみてくださいね。
これできたら、むっちゃすがすがしーーーー!
ドキドキするけど、やってみよう!
今日の処方箋
というわけで、本日の処方箋はこちら。
【森からの処方箋】
・買い物の主導権はお客であるあなたが握っている。圧の強い店員さんに焦ってボールを渡さないようにしよう!
・買い物は「断る練習」の場と心得よう。店員さんに断れない人は友達や身内にも断れない。
・断るときに長々言い訳をしようとするのはこじらせ繊細さんの悪いクセ。感じよくスパッと断ろう。
心優しいなしりんごさん。
でも、断られた店員さんは、きっと数秒後には忘れちゃってますw
勇気を持って断ってみましょう!
では、今日はここまで!
28日間講座マンツーマン講座仮申込み マンツーマンセッションお申込み