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やらなきゃいけないことがあるのについ後回しにしてしまう2つの理由

    
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やらなきゃいけないことがあるのについ後回しにしてしまう2つの理由

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【今日のお話】
あなたは、今やるべきことを後回しにして、緊急性が低かったり、たいして重要じゃないことをやってしまうことってありませんか?
子どもが宿題をやらずにゲームばかりしていると目くじら立てて怒るお母さんも、実は自分もやるべきことになかなか取り掛かれないってことはありませんか?

・提出書類を書かなきゃいけないのに、水回りの掃除を始めてしまう。

・夕飯の支度をしなきゃいけないのに、ついスマホばっかり見てしまう。

きっと身に覚えのある人は多いですよね?( *´艸`)

今やっておいた方が絶対あとで楽だとわかっているのにも関わらず、どうして後回しにしてしまうのでしょう?

今日はそんな「後回しグセ」の理由についてお話します。

恐れがある場合

後回しにする理由は大きく分けて二つあります。

そのうちのひとつが、「恐れがある場合」です。

それは、たいてい「プライドや自尊心が傷つくことへの恐れ」です。

(プライド:他者承認 / 自尊心:自己承認)

たとえば、

・試験で悪い点を取ること

・プレゼンで失敗すること

・起業で集客できないこと

このように、

自分の実力が露呈して、それが自分だと認めなくてはいけないようなケースにおいて、
プライドや自尊心が傷つかないように、無意識のうちにその課題に取り組むことを回避しようとします。

このケースでは、他者や自分を納得させるために言い訳になるような代わりの行動が必要なので、それなりに評価されるような(されないけど)行動を取ります。

たとえば、

部屋の掃除をしてたから、テストでいい点を取れなかった。

別の仕事に追われていたから、プレゼンの準備がちゃんとできなかった。

子どもの世話に追われていたから、ブログが書けなかった。

という具合です。

「それなら仕方ないね」と人から言ってもらえそうなこと(言われないけど)に時間を割くことで、

「実力がない」という現実を直視しなくて済むようにします。

もし、余計なことをしなればもっといい結果が出たはずなんだけれど、それができなかったからいい結果がでなかったのは仕方ない。

いい結果が出なかったのは、余計なことのせいで、自分の実力ではない。

という言い訳を先回りして作っておくことで、自分のプライドや自尊心を守ろうとする心理的行動(防衛機制)です。

でも、これ。

自分は騙せても、周りの人はみんな薄々気づいてますよね?

恐れがある場合の対処法

この場合の対処は、

まず、「自分の実力のなさが露呈するのが怖いと感じていること」に気づくのことが何より大切です。

きちんと恐れを自覚し向き合わないと恐れから解放されることはありません。

恐れに気づくと少し客観的な視点でものごとを見られるようになります。

そして、「恐れは恐れであって、現実化するとは限らない」ということをしっかり理解できると、

「恐れはあるけど少し向き合ってみようかな」と思えるようになります^^

もちろん中には、自己評価が高すぎてムリ目のことに挑んでる可能性もありますが、

本当はできるのに、傷つく恐れが強すぎるあまり、行動に移せないというもったいないケースも往々にしてあります。

わたしが知っているこじらせ繊細さんも、「起業したい」「自分で仕事をしたい」とおっしゃるわりになかなか一歩踏み出せないでいる人がたくさんいます。

わたしなんかから見たら、うらやましいような才能をお持ちで、実績を積み重ねればきっと結果が出るだろうと思う人もいるのですが、

一歩踏み出す前に、この恐れに飲み込まれてしまって前に進めなかったりします。もったいない><

衝動性の制御不得手

そして、もうひとつの理由が、「衝動性」の制御が効きにくいパターン。

衝動性が後まわしの理由として書かれている文献はあまり多くないのですが、

繊細さん(主にHSS型HSP)に深くかかわっていることなので、わかる範囲でぜひお伝えしたいです。

まず、衝動性というのは、「衝動的」という言葉から突飛な行動をする人というように捉えられがちなのですが、

実際は、外部からの刺激や思いついたことに対しての反応(行動)を抑えることが苦手な性質のことを言います。

HSS型HSPの新しもの珍しいものを追い求めるような「新奇追求性」はこの衝動性の一部だと言われています。

たとえば、

在宅勤務の最中にLINEの通知音が鳴ると、スマホを見ずにはいられない。

スマホを開くと、ついでに芸能ニュースが気になってつい読んでしまう。

その芸能人が何歳なのかが気になってググる。

ググった記事を読んでると、広告が目に入りショッピングサイトを覗きに行く。

ショッピングサイトを眺めていると、洗濯の終了音が鳴る。

洗濯物を取りに行くと、歯ブラシが広がっていることに気づく。

歯ブラシのストック切れに気づいて、Amazonで注文しようとスマホを手に取る。

スマホを開くと、今日のニュースが気になってつい読んでしまう。

わからない言葉が出てきて気になってググる・・・

・・・

・・・

・・・

で、

仕事は?

LINEの返信は?

洗濯ものは?

ってなるww

まぁ、これは重度の例ですが、

衝動性の制御力が弱い人は、こんな感じで、あっちこっちに気が行ってしまう傾向があります。

(おっ、HSS型HSPのあなた、苦笑いですね?w)

このことをみなさん、「飽きっぽい」とか「集中力がない」っておっしゃいますが、

そうではなくて、実は、新奇追求性ゆえに少しの刺激にも強く反応してしまい、衝動性のコントロールが苦手ということなんです。(押す力より引っ張る力が強いということ。)

こちらの場合は、「恐れがある場合」に仕方ないと思われるような行動を取るのとは異なり、生産的でないことをあちこちダラダラとやり続けてしまう傾向があります。(YouTubeの動画を次々みるのもそのひとつ。)

ご納得いただけましたでしょうか?

衝動性の制御が苦手な人たち(ADHDとHSS型HSP)

「衝動性のコントロールが苦手」と聞いて、ピンときたかもいるかもですが、この特性ってどっかできいたことありませんか?

そう、ADHD(多動性症候群)の行動と似てますよね?

ADHDは、「不注意優勢型」「多動・衝動優勢型」「混合型」の3タイプに分類されますが、

このうち、「多動・衝動優勢型」の人の特徴がHSS型の特徴とよく似ていて、混同している方が多いです。

衝動性は「外部からの刺激や思いついたことに対しての反応(行動)を抑えることが苦手な性質」と書きましたが、この特徴はADHDの「多動・衝動優勢型」にも共通するところだからです。

ただし、厚生労働省のサイトに掲載されているADHDの診断基準によると、

2つ以上の状況において(家庭、学校、職場、その他の活動中など)障害となっていること

厚生労働省 e-ヘルスネット

という項目が含まれており、

TPOに応じて行動をセーブできるような場合は、ADHDの診断基準を満たさないようです。

HSS型HSPの場合は、衝動性のコントロールが苦手でも、
ベースがHSPであるため、慎重かつ周りの人の気持ちを汲み取り、学校や職場ではこの特性が出にくい傾向があります。

たとえ、家であちこちに気が行ってしまっても、授業は落ち着いて聞ける。職場にいるときは集中力を保てるといった具合です。

だから、HSS型HSPさんは、周りの人にこの特性を話しても、自虐ネタと思われてあまり信じてもらえないかもしれませんね。

(もし、学校や職場でも自宅と同じようにあちこちに気が行ってしまうようであれば、ADHDの可能性もありますので、一度メンタルクリニックを受診してみるといいかもしれません。)

衝動性制御不能の場合の対処法

衝動性のコントロールが苦手な人は、100m走に出場してひとりでハードル走しているようなもの。

たくさんの誘惑(刺激)を飛び越えて、ゴールに進まなくてはいけないのですから、ひといちばい時間もかかるし、ムダな動きも多い。

あちこちに手を付けてしまっているなと気づいたら、一度深呼吸をして、

やるべきことをTODOリストに書き出しましょう。

刺激に敏感だからこそ、視覚化して目に訴えると効果あり。

優先順位を決めて、上から順に取り組んでいくのがおすすめです。

そしてもうひとつ。

TODO整理とともに取り組んでいただきたいのが、障害物(刺激要素)の除去。

刺激になるようなものをあらかじめ排除しておく方式です。

・デスクの上に余計なものを置かない。

・スマホの通知音をオフにする。

・リビングではなく、自室で仕事をする。

・耳栓をする。

・集中力の高まるBGMをかける。

などです。

中でもわたしが現代っ子におすすめしたいのは、スマホ依存防止アプリ。

決めた時間スマホをいじらなければ、魚や植物や森が育つアプリがあるんですが、ご存知ですか?

アプリ検索画面で「スマホ依存」とか「スマホ中毒」って入れて検索すると色々出てくるので、ぜひお気に入りを見つけて試してみてくださいね!

怠けものなんかじゃない!

この記事でわたしが最もお伝えしたいことは、

やらなきゃいけないことがあるのに後回しにしてしまうのは、決してあなたが怠けものだからじゃないということです。

世間的に見たら、「やらなきゃいけないことがあるのにダラダラしてる怠惰なヤツ」って見えるかもしれませんが、本当はそうじゃない。

むしろ、完璧主義で失敗を恐れていたり、好奇心旺盛でいろんなことに興味が湧くからこそ、やるべきことになかなか向き合えないとうことなのです。

なので、「ダメだ」とか「根性がない」とかって自分を責めるのは逆効果。

そんなことをすればますます水回りの汚れが気になるし、YouTubeやパズ〇ラがやめられませんよ!( *´艸`)

  • 失敗を恐れている人は、その恐れに寄りそうこと。
  • あちこちに気が行く人は、障害物を少しでも減らす工夫をすること。
  • そして、両方の人は内外両方の問題に対処すること。

大事なのは、自分の特性をよーーーく理解して、それに合った対処方法を見つけることなんです。

大丈夫です。

適切な方法で後回しグセと対峙すれば、わたしみたいなビビリ&刺激大好き女でも、なんとかこうやってブログ更新できてますから。

ぜひあなたもやってみてくださいね!

まとめ

今日のまとめです。

  • 後回しグセの理由は二つ。「プライドや自尊心が傷つくことへの恐れ」「衝動性の制御不得手」
  • 「プライドや自尊心が傷つくことへの恐れ」があると、無意識にその課題に取り組むことを回避しようとする
  • 回避することの言い訳のために、仕方ないと思えるような代わりの行動をする傾向がある。
  • 自分に恐れがあると気づくことで、客観的な視点を持つことができ、恐れを緩めていくことができるようになる。
  • 「衝動性の制御不得手」は、新奇追求性を持つHSS型HSPに見られる。
  • 「衝動性の制御不得手」の特性は、ADHDの「多動・衝動優勢型」にも見られる。
  • TODOリストを作ってやることを視覚で認知することと、障害(刺激)となるものをできるだけ排除し刺激を受けない工夫をすることが大切。
  • スマホ依存症克服アプリがおすすめ!

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恐れと向き合う方法もしっかりお伝えしますので、なかなか前に進めない繊細さん、ぜひいらしてくださいね!

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