【お悩み相談】孤独感でいっぱい。家族の前ですらも自分の本音をさらけだせないんです。
**こちらは2019年10月16日アメブロ記事のリライトです **
本日はどのようなご相談でしょうか?
さなと申します。
私には、学生の頃から友達と呼べるような友達がほとんどいません。
休みの日もだいたいいつも一人で過ごしています。
自分の面倒くさい性格もわかっているし、ひとりも好きなので構わないのですが、時々、ものすごい孤独感に襲われます。
どこに行くにもひとりだし、困ったときに気楽に相談できる相手もいません。
数が少ないことが不満なのではなく、誰にも心を許せない自分に不満です。
親兄弟にでさえもいつも自分を偽っている感じがしますし、
数少ない友達の前でもふざけることはできても本音をさらけ出すことは怖くてできません。
相手の顔色を伺って、思ってもないようなことを言っては、
あとで悲しくなります。
嫌われてもいいやと開き直ればいいのかもしれませんが、
数少ない友達を失ったら天涯孤独になりそうで怖いです。
こんな自分を変えたいと思うのですが、どこから手を付けてよいのかわかりません。
個人的な悩み相談になるようでしたら、取り上げていただかなくても構いません。
もし御迷惑でなければ、何かアドバイスをいただければ幸いです。
ありがとうございます。
ちっとも迷惑なんかじゃありませんよー。
今回はちょっと深刻なお悩みですが、ぜひ皆さんに知っていただきたいことなのでシェアしますねー
誰にも本音をさらけ出せない
まず!
「誰にも本音をさらけ出せていない」
ということに気づかれていることが素晴らしいです!デスデス!
毎回自分の過去を引き合いに出して恐縮ですが、
わたしなんて「本音をさらけ出しているかどうかもわからない」くらいこじらせていましたよ。
どういうことかというと、
相手によって自分のキャラをコロコロ変えて過ぎていて、何が本当の自分かを完全に見失っていたのです;;
自分が何を考えていてどうしたいのかなんて、まったくわかっていませんでした。
表面上の自分にしか意識が向いていなかったので、自分の中に「本音」なんてあることにすら気づいていませんでした。
そのくらい軸がブレブレで、場当たり的な人間関係を築いては、煩わしくなると野焼きする(連絡しなくなる・会社を辞める)ことを繰り返していました。
そしてそんな自分のことが大嫌いでした。
今思えば中身めっちゃ空っぽでしたねー。
さなさんは、「本音をさらけ出せない」とおっしゃっているので、発した言葉以外のところに自分の本音があることに、薄々でも気付いているということです。
それはすごいことなんですよ。
それだけでもまずはひとつよしとしてください。
本音は何と言っている?
では、その本音があるらしいところに向かって、聞いてみましょう。
「本当はどうしたいの?」
「本当は何と言いたいの?」
薄々気づいている本音にくっきりとした輪郭を持たせるのです。
はっきりと文字や言葉で確認できるように、言語化してみます。
本音の確認はできましたか?
いつも他人の意見、親の意見、メディアの意見などに翻弄されてしまっている意識をひとときだけでも自分の内側に向け、自分が本当はどうしたいと思っているのか確認してみてください。
もちろん、はじめのうちはうまくできなくても大丈夫です。
立ち止まって自分の本音を確認する習慣を身に着けていくと、だんだんとわかるようになっていきますよ^^
これができるようになると、まずは一段階グッと楽になります。
本音をさらけ出せないから孤独なのか
では、つぎにここで、さなさんのブロックを取り払いましょう。
メッセージを読んでいて、
「本音をさらけ出す=友だちが多い=いいこと」
のような方程式がさなさんの中にあるように思いますが、いかがでしょうか?
たとえば、ある日、友だちの服装がちょっと変だなと感じたとします。
本人はとても気に入ってるようで上機嫌ですが、自分からしたら「あんまり似合わない。いつもの服の感じの方が似合っているのに」と思ったとします。
このときのあなたの本音は、
「あんまり似合ってない。いつもの方が好き。」
ですよね?
でも、それは言わなくてもいいことなのかもしれないと思いませんか?
もちろん、「パンツ見えてるよ」とかは伝えてあげたほうがいいと思うしw
「いつもの方が好きだな」という程度なら相手によっては言ってもいいのかもしれませんが、
「その服に合ってないね」
「いつもの服の感じの方が似合っているのに」
っていうような、相手を傷つけるようなレベルのことをなんでも伝える必要はないということは察しがつきますよね??
「本音をさらけ出す=友だちが多い=いいこと」
これは、さなさんが幼いころから親や先生、テレビなどから正しいと思いこまされている誰かにとって都合の良い方程式なのかもしれませんよ。
他にも、
・友達とは本音をぶつけ合った方がいい
・喧嘩するほど仲がいい
こんなのは、世間の人が勝手に決めたセオリーにすぎず、それが万人に、ましてや繊細な自分にあてはまるとは限らないのです。
こんな風に知らず知らずのうちに思いこんでいる方程式がさなさんの中にも、みなさんの中にも、わたしの中にもたくさんあります。
実際、本音をぜんぶさらけ出さなくても友達はできます。
なので、まずその方程式のイコールは取っ払ってしまいましょう。
そしてまた、
>嫌われてもいいやと開き直ればいいのかもしれませんが、
とあるのですが、残念ながらこれも思い込みです。
開き直る必要は全然なくって、さなさんはさなさんが心地良いと感じる距離感のお付き合いを選べばいいのです。
そして、嫌われるのが怖いと感じるときには、それをちゃんと恐れればいいのです。
というわけで、さなさんが孤独感を感じる理由は、
誰にも本音を打ち明けられないからでも、友だちが少ないからでもなく、自分で自分のことをわかってあげていないから。
自分と自分の内側が断絶されてしまっているからです。
他者とのつながりの前に、まずは自分とのつながりを強固なものにしていきましょう。
そうすればおのずと周りに人が集まってくるようになりますよ。
気づいた本音はどうすりゃいいの?
そうそう。
せっかく本音を確認していただいたのに、相手に伝えなくていいとなるとどうすればいいでしょうか?
それは実は、自分が知っていればいいことです。
「私は○○と思っているんだな」ということを、自分の中でははっきり(輪郭を持たせる)させておいてください。
そして、その思っていることに、善や悪のジャッジは加えず、「私はそう思っているんだ」ということをただ確認しておけばOKです。
いままでは、「そんな風に思ってはいけない」などと、相手を悪く思う気持ちを無理やり閉じ込めようとしてきたと思いますが、それが苦しくなる原因です。
つまり!
苦しさの原因は、相手に本音を言わないことではなく、自分で自分の本音を認めていないことなんです。
自分だけは自分の本音を無視しないようにしましょう。
どんな風に思っても大丈夫です。
ここはちょっとコツのいることなので、うまくいかなければセッションなどでご説明しますね。
今日の処方箋
というわけで、本日の処方箋はこちら。
【森からの処方箋】
・自分の本音は自分だけが知っている。周りの人やメディアに振り回されず、自分自身に聞いてみよう。
・「本音をさらけ出す=友だちが多い=いいこと」は、親や先生などから刷り込まれた幻の方程式。本音をぜんぶさらけ出す必要なんてない。
・自分の本音は自分だけが知っていればよい。どんな風に思っても大丈夫なので、ネガティブなことであっても、自分だけは自分を否定しないで。
・孤独感は、自分の内側と断絶されているときに湧いてくる感情。自分とのつながりを大切にすると、おのずと周りに人が集まってくる。
今日のポイントは、自分の中にある「常識」が果たして真実なのかを疑ってみることです。
「~べき」「~でなければ」と思っていることのほとんどが、実は周りの大人から刷り込まれた幻の方程式だったりしますよ。
「~べき」よりも「~したい」が大切です。
自分の気持ちを大事にして、余計なものはどんどん手放していってくださいね^^
では、今日はここまで!
28日間講座マンツーマン講座仮申込み マンツーマンセッションお申込み