【裸の王さま】あなたの「それ」バレてますよ。
今日は、「自分の黒い部分をうまく隠して生きてるつもりかもしれませんが、それってかなりの高確率でバレてますよ。」というお話です。
カウンセリングを受けに来られる方に、
「実はけっこう人のこと悪く思ったりしませんか?」とか、
「意外とこういう小さなことでイライラしてませんか?」とか聞いてみると、
多くの方は目を丸くして、もしくは気まずそうに、「なんでわかるんですか?」なんておっしゃいます。
中には、わたしがまるで「見えちゃう人」みたいに警戒しちゃう人もいます。
でもね、残念ながらわたしが特別なんじゃないんです。
たぶん、あなたの周りにいる人はみんな、見えちゃってます・・・
裸の女王さまだったわたし
先にわたしの話しを生贄に。
いやもう思い出したくないくらいの黒歴史なんですが、
とある大きな会社で働いていたとき、そこでわたしはまるで裸の女王さまでした。
「仕事ができて人望もある実力派の女子社員」を装っていたけれど、
本当は「ミスを責められることや人に嫌われるのが怖いだけのプライド高くてめんどうな人」でした。
自分では、誰にもバレずに「できる人」演じられてるつもりだったんですが(いや、できる人だと思い込んでたフシありw)、だんだんとほころびが出てきてしまって、そのうちいろんなことの辻褄が合わなくなって、気まずくなって辞めてしまったんです・・・;
演技ってしょせんメッキなので、長くいればだんだんはがれてきちゃうし、一度メッキもんと晒してしまったら恥ずかしくてそこにはいられなくなっちゃったんです。
だけど、今ならわかるんですが、
周りの人は、たぶんとっくにわたしの素の姿を見抜いていたんです。
みんな大人だから面と向かって言ってこなかっただけで、わたしがビビリのプライド女だってことは、毎日見てればちゃんとわかっちゃうんですよね。
上司や先輩は、「あの子なんかがんばってるし、無理してるっぽいけど見守ろう。」そんな温かい目で見守ってくれていたのかもしれません。
なのに、わたしだけがずっとバレてないと思ってて、できる人って思われてると信じてて、ある日の小さなミスからそれがほころびだして、急に人前で裸にされたみたいな気になって恥ずかしくなって逃げるように辞めた。
そんだけのことです。
みんなからすると、「なにいまさら恥ずかしがってんだろ?あの人3年前から裸だったのにねw」
みたいな感じです。きっと。
自分だけは上手に隠せてると思ってしまう罠
んな感じで、自分が思っているよりもうんと自分のことって周りにバレているものなんですが、そう聞いても「自分だけはうまく隠せてる」と思ってしまうのが人間です。
本当は怒りっぽいのにおおらかなフリしたり、
ビビってんのに余裕ぶったり、
笑われる前に自虐ネタを披露したり、
ミーハーなのにクールなフリしたり、
ダサいのにオシャレなフリしたり、
めっちゃ嫌いな人にニコニコ愛想よくしたり、
「こいつセンスねーな」と思ってるのにお世辞言ったり、
本当は面倒くさいのに「また誘ってくださーい」ってLINEしたり。
こういう演技してませんか?
自分では要領よくやってるつもりかもしれませんが、そういうのって十中八九、周りの人にはバレています。
運よく相手に直接はバレなくても、周りの人にはたいがいバレてます。
そのもズバリじゃなくてもなんとなくはバレています。
穏やかに接してるのに攻撃される。
愛想振りまいてるのになぜか嫌われちゃう。
いい人やってるのに人に好かれない。
なんか小バカにされてる感じがする。
気づけば自分だけ仲間外れにされてる。
こんな人は、一度自分がちゃんと洋服着てるか見てみてください。
ちゃんと着てると思っているのは、あなただけかもしれませんよ。
なぜバレるのか
なぜ上手に演技してるつもりでも、周りに人にはバレているのか。
それは、周りの人が「見えちゃう人」なワケではなく、人間同士が集合的無意識で繋がっているからです。
前にも別の記事で書きましたが、人間というのは、潜在意識(無意識)のさらに下にある集合的無意識という領域でお互いに繋がっているので、自分では上手に隠せているつもりでも、相手にはちゃんと本音が伝わっているもんなんです。
だから、いくら顕在意識(表面意識)のところで、できる人やいい人を演じていても、一緒にいる時間が長ければちゃんと本性がバレちゃうんです。
それを証拠に、あなたも周りの人の欠点をいくつか挙げてみてと言われても、そんなに苦労せず答えられるのではないでしょうか?
たしかに多少の鋭鈍の差はありますが、周りの人だってホモサピエンスです。
わかってるのは自分だけと思ったら、マジで大間違い。
わたしみたいな裸の王女さまになるから気をつけてください。
「性格悪いから嫌われる」はマチガイ
当時のわたしみたいに、自分を偽ってる裸の女王さまの共通点はコレ。
「性格悪いと嫌われる」とか、
「本性がバレたら嫌われる」とか、
「バカがバレたら見下される」とか、
自分の黒い部分が人にバレることをすこぶる恐れてるってところ。
なんでそんな風に恐れているかというと、これは子どものころ親や先生にかけられた呪い。嘘っぱちです。
「いい子にしてないと鬼来るよ。」
「わがまま言うとお友だち一人もいなくなるよ。」
「これくらいできないとみんなに笑われるよ。」
こんな大人にとって都合のいいウソを真に受けて育ってきちゃったから、大人になった今でも黒い部分を出すのが怖くてたまらないんです。
「バレたら死んじゃう!」くらいに思ってます。
でも、人間には、白い部分も黒い部分も両方あってあたりまえ。
できるところもできないところもあってあたりまえ。
100%善良な人間なんていないし、逆に100%邪悪な人間なんていない。
なんでもできる人間なんていないし、なんにもできない人間なんていない。
人間関係をややこしくするのは、「あなたに黒いところがあるから」ではなくて、「黒いところを隠して白いところばかりを見てもらおうとするから」です。
人はあなたの欠点ではなく、自分を偽っていることに、違和感や不信感を感じるんです。
もし、目の前のパンダが、手で両耳を抑えながら真顔で「わたし白クマなんです!真っ白なんです!パンダじゃないんです!」
って言ってきたら「ウソやん」って思うじゃないですか?
ボク、パンダじゃないよ。シロクマだよ。
自分を偽っていいとこだけ見せようとするのって、そのくらい滑稽なことなんですよ。
ちょびっとずつ出していこう
人間関係をややこしくするのは、「黒いところを隠して白いところばかりを見てもらおうとするから」。
でも理屈がわかったところで、いきなり自分を全部さらけ出すなんて、なかなか勇気が入りますよね?
こじらせ繊細さんには、そんな荒治療は向いていません。かえってこじらせます。
まずは、ほんのちょっとを、やさしそうなあの人に出してみてください。
「わたし本当は掃除が苦手なんだよね。」
「わたし本当はすごいやきもち焼きなんだよね。」
「わたしの昨日の夕飯、もつ煮とポテチとビールだったんだよね。」
そんなあなたのダメなとこ、苦手なこと、恥ずかしいこと、勇気を出して誰かに伝えてみてください。
他の人にはなんてことないことでも、完璧主義なあなたにとってはバンジージャンプ。
飛んでみたら、案外たいしたことないし、人って別にそれで離れていったりしないハズ。(離れていく人はそれまでの縁)
だって、考えてみてください。
もしあなたが逆の立場だったら、
ええとこばっかり見せてくる完璧な人より、ダメなとこも正直に見せてくれる人の方が魅力的だと思いません?
そうやって「黒を見せて受け入れてもらう」という成功体験を重ねていくと、だんだん自分の素を出せる居心地のいい環境が整っていきますよ。
もっともっと楽に愛されちゃいますよ。
まとめ
今日のまとめです。
- 自分が思っているよりもうんと自分のことって周りにバレているもの。
- 「自分だけはうまく隠せてる」と思ってしまいがち。
- バレちゃう理由は、人間同士が集合的無意識で繋がっているから。
- 人間には、白い部分も黒い部分も両方あってあたりまえ。
人間関係をややこしくするのは、黒いところがあるからではなく、黒いところを隠して白いところばかりを見てもらおうとするから。
- 自分を偽っている人は、違和感や不信感を抱かれる。
- まずは、ちょっとずつ自分の黒い部分を見せる練習を。成功体験を重ねていくと、だんだん自分の素を出せる居心地のいい環境が整っていく。
はじめは勇気がいることだけれど、偽り続けてしんどいより、ずっとずっと幸せに楽になれます!
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