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【非HSPのみなさまへ】HSPを免罪符にするつもりなど毛頭ございません。

  
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【今日のお話】
おかげさまでだいぶ認知が上がってきたHSPだけれど、だからこそアンチHSPが増えるのも当然といえば当然で。
非HSPもHSPも人間だもの。みんな仲良く暮らせたら。というお話です。

先日カウンセリングをしたお客さまから、


「HSPとか言ってるのは甘えだ!」なんて書いてあるブログがあって、読んだら凹みました~;;

というお話を伺いました。

まぁ、カウンセラーだったら普通、「そういう人の言うことは気にしなくていいんですよ」とかアドバイスするのかもしれないのですが、わたしの見解はちょっとちがいます。

記事の特定ができないのでなんて書いてあったか詳細はわからないのですが、おそらく、

「繊細だとか言って甘えんな」
「感受性が強いとかってなんか鼻につく」

というようなお叱りかなーと。
(たまにみかけるので。そういう記事。)

正直、今のHSPブームをわりと冷ややかに眺めているわたしとしては、
「まぁ、そう取られても仕方ないよねぇ、、、」と思うことは多々あります。

非HSPさんのお怒りはごもっとも?

いや、ちょっと去年からのHSPブームって異様な過熱ぶりで、認知が広がるのはうれしい反面、仕事にしているわたしは、「これが一過性のブームみたいに過ぎ去っていきませんよーに」と密かに祈ってたりもしますw

ブームになれば当然、多くの人の目に触れるわけで、その分アンチも増えるのが世の常です。

だいたいHSPの四大特性(DOES)って、

・物事を深く考える

・刺激を受けやすい

・共感力が高く感情反応が速い

・ささいな刺激を察知する

なんですよ。

これ、HSPじゃない人が聞いたら、

ってことはなに?

わたしはあなたより、

・考えが浅くて、

・刺激に鈍くて、

・共感力が低くて、感情反応が遅くて、

・ちょっとのことには気が付かない人間

ってこと?

ってなる。

そりゃあ、なる。

そして当然ムカつきますよね。

わたしも逆の立場だったらたぶん「はぁ?」ってなる。

「考えが深いですね」と言われていい気持ちになる人はいても、
「考えが浅いですね」と言われていい気がする人ってたぶんいないですもの。

だから、誰かに配慮を求める目的で、「わたしHSPなんです」っていうときは、ちょっと注意が必要じゃないかなぁって思うんです。

HSPであることを盾にして主張ばかりしていると、

「わたしは鈍感でガサツなあなたに比べて高尚で繊細な生き物なんです。もっと大切に扱ってくださいね。」

という感じに取られてしまうのも、無理はないんじゃないかなぁと。

以前、HSPを知ってもらうために、非HSPの人にプレゼンをしたなんて話も聞いたことあるけど、

もし相手の人が積極的に「知りたい!」と言ってくれたのではなく、こちらが聞いてほしいと思ってもちかけた企画なら、なかなかちょっと理解を得るのはむずいかなって。

表面上は聞いてくれるかもしれないけれど、正直めんどくさいやつと思われてしまう可能性も否めないですし、、、

HSPとマタニティマーク

今、この記事を書いていて思い出したのが、マタニティマークのことです。

ご存知の方も多いと思いますが、妊婦さんがバックなどにつけている薄ピンクのアレです。

マタニティマークとは?

・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。

引用元:厚生労働省ホームページ マタニティマークについて

実は、わたし、このマークのおかげで、ちょっと怖い思いをした経験があります。

それは、息子がおなかにいたときのこと。

当時わたしはまだ東京で会社員をしていて、大きなおなかを抱えながら、あの地獄のオレンジ電車に乗っていたんです。

で、女性専用車両で座席の前に立ってたら、席を代わってくれた女性にすれ違いざま「こんな時間(ラッシュアワー)に乗んなよ」とボソッと言われました。

ひーっ( ;∀;)

その時はショックだったし、めっっちゃムカついたけど、今はちょっとわかるなぁと思うんです。

その人は、わたしのかばんにブラブラぶら下がってる「いかにも幸せそうな薄ピンク色の物体」を見て、

「わたしはあなたより大変なんです。だから席を譲ってください。」

というメッセージに取ったんじゃないかなぁと。

もちろん、「そう受け取る人が悪い」という考え方もできなくはないんだけれど、

正直にカミングアウトすると、当時のわたしに「わたしはあなたより大変なんです。」という思いがあったことはホントなんです。

その人だって仕事で疲れているのかもしれない、何か目に見えない病気なのかもしれない。

そういうことにちゃんと思いを馳せずに、「わたしは妊婦なので」というどこか優越感にも似た、譲ってもらって当然たる態度だったから、テレパシーのようにそれが相手に伝わっちゃったんだろうなと思います。

人間というのは、潜在意識(無意識)のさらに下にある集合的無意識という領域で互いに繋がっているので、自分では邪(よこしま)な気持ちは隠して謙虚に振舞っているつもりでも、相手にはちゃんと本音が伝わってたりします。

だから、当時のわたしみたく、「HSPなんだからもっと気を遣ってよ!」という思いで誰かに相対していたら、集合的無意識を通じてその気持ちが相手に伝わっちゃって、「そんなの知らねーよ」という態度を取られても致しかなたないなって思うんです。

だって、人それぞれいろんな事情がありますもの。

HSPだけがつらいんじゃないですもの。

配慮してもらってあたりまえじゃないですもの。

もちろんHSPや妊婦さんに罪はありませんよ!

ただ、お互いの思いやりが大事なんじゃないかなって話です。

わかってほしいと思う分、自分が相手をわかろうとしてるかな、ってことにほんの一瞬でも思いを巡らせてみるといいんじゃないかと。

もしも、あの時のわたしがもっと純粋な気持ちで、「おなかの赤ちゃんがとても大切。だけど仕事にも行かなくちゃ」「みんなそれぞれいろんな思いを抱えてこの電車に乗ってるんだよね」と思って電車に乗っていたら、その美人なおねーさんも「しょーがねーな、座れよ」って言ってくれたかもしれないなって思うんです。

おねーさん、あのときはクソババアって思って、ホントごめんなさい<(_ _)>

HSPと身体的特徴

それから、これもまたわたしの話しですが、実はわたしは身長が150㎝しかないんです。(態度がデカいからあまりそうは見られないのですがw)

HSPであることは、そんな身体的特徴とも似てるなぁと思います。

背が低いから、実際問題手が届かない場所がけっこうある。

だから、うちのだんなはちょいちょいわたしに呼ばれるしw、ユニクロで高い棚のところにある商品を取るときには忙しそうな店員さんにお願いしなくちゃいけない。

だけど、キッチンには踏み台を置いていて、取れるものは自分で取っています。商品棚もギリギリいけそうなところは手を伸ばして取ってます。

それでも取れないときにだけ、「お忙しいとこ悪いけど」という気持ちで取ってもらっています。

はじめから踏み台を使う努力もしないで、「ちょっとこれ取ってよ!」と言ったら夫はきっと「毎回俺を呼ぶなよ!」って思うと思うんです。

もちろん背が低いことは悪ではない。

だけど、できる努力はして、それでもお願いしなくてはいけないところだけお願いする。

親しい間柄でも、そういう心がけって大事なんじゃないかなって思います。

これをHSPでいったら、音が苦手な人は耳栓を常備するとか、光が苦手な人はサングラスするとか。

もちろん、現実的に装着不可な場合もあるし、装着しても気になることはあるから、そういう時には「ちょっと音小さくしてもらえません?」という形で協力をお願いすれば、角が立たないんじゃないかなって思います。

弱者然として、配慮してもらってあたりまえっていうのは、逆の立場からしたらあんまり気持ちがいいものではないですよね。

そういう人に限って、強者が強者然としていることに不寛容だったりするしね。

どうしたってマイノリティ

残念ながらHSPの割合はこの世に20%程度です。

この割合は遥か昔から変わっていないそうで、これからもたいして変わらないと思います。

だから、どこまでいってもわれわれはマイノリティであり、わたしたちに合せて世の中の仕組みが作り変えられるってことはまず考えにくいです。

認知が広がって多少配慮をされるようになったとしても、やっぱり自分が気にならないことって意識が向きにくいものですよね。

だとしたら、やはり周りに期待してイライラするより、自分でできるだけ心地の良い環境を整えて、他の人と共存する道を模索した方がいいと思うんです。

よく「HSPの学校を作りたい!」とかいう話も聞くし、わたしも登校がつらそうな我が子を見てると「そんな空間あったらいいな」なんて思ったりもするけれど、でももし実際あったとして、その子たちが卒業して働く先や生活する先にはきっと非HSPの人もいるだろうし、ずっと避けて通れるのではないとしたら、完全隔離ではない方がいいと思うんですよ。(一日に数時間とか、一週間に数回とかいいかも!)

もちろん、時々は繊細さんだけで集まるのも楽しいし、ホッとできるけれど、それだけじゃない世界も悪くないと思うんです。

というのも!

元を正せば、HSPの能力って「群れの中でいち早く危険を察知して、仲間に知らせる」ためのものだとも言われています。

もし、群れの中が全員HSPであったら、危険を顧みずに狩りに行ってくれる人もおらず、わたしたちは食べられるものが無く、生き延びることができなかったのです。

非HSPの存在があってこそ、HSPはその力を発揮できる。

そしてまた、非HSPは、HSPが危険を知らせてくれるから、安心してその力を発揮できる。

お互いの得意分野と苦手分野で補完し合ってこそ、その個性が生きてくる。

それが本来の姿だと思うんです。

だとしたら、やっぱり敵対するのではなく、一緒に仲良くやっていく道を選びたいなって思うんです。

わたしがやっているカウンセリングや講座は、繊細さんを囲い込んだり守ったりするためのものではなくって、繊細さんが日常生活を送るときの心の保ち方をお伝えするためのものなんです。

HSPを過大評価しすぎない

ここ数年、HSPの方向けのお仕事をしてきて思っているのは、ぶっちゃけ繊細さんだからといってみんながみんないい人とは限らないってことです。

わたしのお客さまは、基本優しくて良い方ばかりなんですが、残念ながら、中にはそうじゃない人もいます。

HSPといえば、共感力が高く人の気持ちがよくわかると言われていますが、人の気持ちがよくわかるからもっと人に優しくしようと思う人もいれば、それを使ってうまいことやろうとする人もいますしね。

繊細であることと善人であることはイコールじゃない。

でもって、その逆も然りで、日常生活で出会う非HSPさんたちの中にもいい人は山ほどいます。

わたしの仕事のサポートをしてくれている人のひとりも非HSPですが、彼の視点がなければ解決しなかった問題もいくつもあります。

HSPの研究をして、HSPの人と出会って、HSPについて知れば知るほど、その特性って人間のほんの一面を切り取ったにすぎず、それだけではその人のことはぜんぜんわからないということに気づかされます。

たしかに、HSPは優れた感性をお持ちの方が多くて、抜群の発想力、芸術的なセンス、冴えわたる直観力などを活かして活躍している方が多いのも事実です。

だけどそれって、力が強いとか、計算が得意とかと同じようにひとつの個性に過ぎず、そうではない個性(非HSP)とまったく同等の価値だということも忘れずにいたいです。

誰と付き合うかを選ぶにあたって、その人がHSPかどうかなんてことよりも、どう考えてどう行動するか、どれだけ誠実に相手を思いやれるかの方が、よっぽど大事だなって思うんです。

みんなちがってみんないい。(金子みすゞ)

いろんな特性を持った人がいるから、世の中うまくバランスが保たれる。

本当にそう思います。

共存までのはじめの一歩

ここまで、「HSPは別に特別じゃない。個性のひとつに過ぎないんだよ。人間に優も劣もないんだよ。」ということをお伝えしたつもりなんですが、届きましたでしょうか?

それでもやっぱり、HSPは敏感な分、暮らしづらさを感じる場面の遭遇率は高いと思います。

そんなときはつい、周りの人にもっと配慮してほしい、わたしのことわかってほしいって思っちゃいますよね。

そのお気持ちよーくわかります。

わたしもそう感じてしまうことはあります。

だけど。

誰かに対して「わかってもらえない」と思うときは必ず、自分が自分の本当の気持ちを無視しているときです。

あなたの中で、小さなあなたが「どうせわたしなんて誰にもわかってもらえない」といじけている状態です。

だから、そんなときはまず真っ先に、あなた自身があなたの一番の理解者でいてあげて欲しいんです。

周りに合せてがまんばかりしているのではなく、ちょっとだけ自分を優先してみる。自分のことを先にやってみる。おいしいもの食べちゃう。好きな方選んじゃう。

そういう風に自分で自分を大切にしていくと、必ず周りの理解も得られるようになっていきます。

その理由は、さっきも出てきた集合的無意識でわたしたちがお互いに繋がっているからです。

自分をちゃんと大切にしている人は、周りの人から見ても大切にしたい存在になります。

理解を得られなくて、周りに腹を立てて、いじけて過ごすなんてもったいない。

せっかく「ひといちばい繊細」な感性を持って生まれてきたのだから、それを自分の個性と捉えて、長所にして生きていかないと、損!損!損だよーーー!

まとめ

では、まとめです。

  • HSPであることを盾にして主張ばかりしない方がいい。
  • 人は集合的無意識という目に見えない無意識下で繋がっている。自分では謙虚に振舞っているつもりでも、相手にはちゃんと本音が伝わっているもの。
  • 何ごとも、お互いの思いやりが大事
    わかってほしいと思うなら、自分が相手をわかろうとしてるかということに思いを巡らせよう。
  • たとえ親しい間柄でも、自分でできる努力はしてから協力を頼んだ方が良い。配慮してもらってあたりまえではない。
  • HSPだけでは生きていけない。非HSPとお互いの得意不得意を補完し合って共存する道を模索しよう。
  • HSPかどうかなんてことよりも、どう考えてどう行動するか、どれだけ誠実に相手を思いやれるかの方が、よっぽど大事。
  • 誰かに対して「わかってもらえない」と思うときは必ず、自分が自分の本当の気持ちを無視しているとき。まずは自分が自分の一番の理解者でいよう。
  • 自分を大切にしていれば、自然と周りからも大切に扱われるようになる。

いかがでしたか?

これ読んでくださった非HSPのみなさん。ありがとうございます。

「そもそも非HSPって言葉が気に入らねーよ」というお声もあるかもですが、そこはひとつご容赦いただいて、これからもこんな面倒なわたしたちHSPと一緒に生きていただければ幸いです。

ついめんどくさいやつになっちゃうのは、元々危機察知能力高めだからで、この力はいざというとき意外とお役に立てるかもしれませんw

そして、これを読んでくださったHSPのみなさん。

あなたがもし今「HSPだから生きづらい」って思っているとしたら、それはちょっと違うかもです。

こじらせ繊細さんのための生きづらさ脱出マニュアル」(無料)にHSPが生きづらさを感じる理由について書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

こんなこと専門カウンセラーを名乗るわたしが言ってはなんですが、HSPかどうかなんて、大したことじゃないんです。

そこに生きづらさを感じていることが問題なんです。

その生きづらさ手放せますよ!

お互いが個性を認め合って楽しく生きていける世の中になりますように!

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