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【保存版】人間関係のお悩みを一掃する最高のテクニック。アドラー心理学「課題の分離」

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繊細さん専門カウンセラーの森ようこです。 「繊細さんお悩み相談室」では、HSP・HSS型HSP・エンパスなどの繊細な気質をお持ちのみなさんが、少しでも安心して自分らしく生きられるようになるためのお手伝いをしております。
【今日のお話】
他者との間に境界線を引くってどういうこと?
アドラー心理学の「課題の分離」を、こじらせ繊細さん向けにわかりやすく解説してみます。

・子どもに対してついつい口うるさくいってしまう

・他人のことに首を突っ込んでしまって後悔する。

・自分のプライベートなことにいちいち口出しされてイライラする。

こんなことってありませんか?

これらはいずれも、相手と自分の間に境界線がしっかり引けていないときに起こる問題です。

自分に自信がなく、他者との境界線があいまいになりがちなこじらせ繊細さんにとって、この「課題の分離」という考え方は、めちゃくちゃ大切ですので、思い当たる方は、ぜひぜひチェックしてください^^

separation of tasks

課題の分離ってなに?

「課題の分離」という言葉自体は、ご存知方も多いかと思います。

提唱者は、フロイト・ユングと並んで心理学三大巨匠と言われる、オーストリア出身の精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラーです。(Wikipedia:アルフレッド・アドラー

アドラー心理学において、この「課題の分離」は中核となるもので、これを知らずしてアドラー心理学は語れない、基本中の基本の考え方です。

「課題」というのは、直面している出来事や問題。
「分離」は読んで字のごとく、分けて離すこと。

つまり、
「自分の問題と他者の問題を切り分けて考える」
「他者と自分の間にしっかりと境界線を引く」

ということです。

日本におけるアドラー心理学の第一人者である岸見一郎先生の大ベストセラー著書「嫌われる勇気」(2013年12月発売)では、このように説明されています。(Amazon:嫌われる勇気

およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと ――あるいは自分の課題に土足で踏み込まれること――によって引き起こされます。

課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。

引用元:嫌われる勇気 岸見一郎 ダイヤモンド社

わたしは発売当初にミーハー心でこの本を買って読んでから、もう何度も何度も読み返していますが、読むたびに基本に立ち返ることができるというか、「うんうん。そうだよね。」と首がもげるほど頷きます。

そして、自分自身の自己肯定感が高まっていくにつれて、「課題の分離」の重要性が腹落ちしていく感覚があります。

岸見先生のおっしゃるとおり、課題の分離がきちんとマスターできれば、人間関係のトラブルはほぼ解決すると言えます。

一般的な心理学の本とは違って、小説風になっているので、学術書が苦手な方にもおすすめです。

まだ読んでいない方は、ぜひ一度読んでみていただきたい一冊です。

課題の分離ってどうやるの?

で、具体的に「課題の分離」って何をどうするの?ってことなんですが、同書の中では、こう書かれています。

誰の課題かを見分ける方法はシンプルです。
「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えてください。

つまり、「その課題を解決しないと困るのは誰か?」を考えるんです。

このことを、子どもの宿題を例に解説してみるとこうなります。

【課題】
宿題が終わっていない。

【分離】
課題を解決しないと困るのは誰? → 子ども

【課題の主】
子ども(課題を解決するかを決める権利を有する)

【課題の主以外】
(課題を解決するかを決める権利はない)

です。

宿題が終わっていなくて、学校で先生叱られるのは子ども。
お友達にからかわれて、惨めな思いをするのも子ども。


なので、親が「宿題やりなさい!」とか、「ここ終わってないじゃない!」とか、いちいち口出しする必要はないし、そもそも口を出す権利も有していないのです。

子どもの課題に親が介入することは、「わたしはあなたが課題をひとりで解決する力がないと思っています。」という不信頼のメッセージを送ることと同じです。

そうやって干渉することで無意識のうちに子どもが自分の力で解決する機会を奪っているし、ひいては、子どもが自分の足で生きて行くための力も奪ってしまっているのです。こわいですねー;;

なので、できればいますぐ、子どもの課題に介入することをやめましょう。

といっても、今まで過干渉になっていた人はいきなりやめると、お子さんも混乱しちゃいますので、
「お母さんは今までいろいろ言い過ぎちゃったけど、自分の宿題は自分でした方がいいと思うから、これからは自分でやるようにしてくれる?」
と確認してからにしてくださいね^^

こじらせ繊細さん向け課題の分離

でも、知ってます。

こじらせ繊細さんは、ここで「あぁ、そうですよね」と納得してくださらないことを。笑。

だって、宿題をせずにゲームばかりしている子どもを見たらめっちゃイライラしますものね。

したくなくてもしちゃう。それが干渉です。

そんなときは、再び課題の分離を持ち出して考えてみます。

【課題】
(子どもの)宿題が終わっていないので、(親が)イライラする。

【分離】
課題を解決しないと困るのは誰? → 親(イライラし続けなきゃいけないから)

【課題の主】
(課題を解決するかを決める権利を有する)

【課題の主以外】
子ども(課題を解決するかを決める権利はない)

ということはつまり、「あなたが宿題やらないから、お母さんイライラしちゃうじゃない!」と怒るのはお門違いなのです。

子どもが宿題をしないことのイライラは、親自身が引き受ける課題です。

それを子どもに解消してもらいたくて「宿題をしなさい!」と叱るのは、自分の課題に他者を介入させていることになります。

「子どものために叱ってる」とかいう偽正論を振りかざすのは反則ですよ。
自分の怒りは自分で処理しましょう!

怒りの処理の仕方は人によって異なるので、詳しくは、カウンセリングや講座でお伝えしますが、ここでもざっくり解説しておきますね。

①まず、怒りに気づく。「あ、わたし怒ってるな。」

②怒りの下に潜む本当の感情に気づく(不安・恐れ・みじめさ など)。

③その感情があると認める。「わたし、怒っていたけど本当は不安だったんだな。」

④そして、受け入れる。「そうだね。不安になるよね。」

ざっくりいうとこんな感じです。

怒りが湧いたときは、怒りののみ込まれずに、その奥にある本当の感情(一次感情)を見るようにしましょう。

本当の感情の存在に気づき、認め、受け入れることで怒りは収まっていきます。

怒りは根深いので一両日で習得できるものではありませんが、続けていくとだんだん怒りの炎が小さくなっていくのがわかるようになりますよ。

とにもかくにも、相手の課題を奪い取って、逆に自分の課題を相手に背負わせている。

この本末転倒な相互介入はこじらせ繊細さんあるあるですので、気を付けたいところです。(カウンセリングでもしょっちゅうこのお話聞きます。)

特にこれを子育てでやってしまうと、子どもにとってはランドセルの代わりに、大人用のスーツケースを背負わされているようなものです。

親からの干渉ってめっちゃ重いので、気をつけましょうね;;

課題の所有者は本当にひとりなの?

だけど、知ってます。

ガンコなこじらせ繊細さんは、ここでも「あぁ、そうですよね」と簡単に納得してくださらないことをww

だって、「このまま宿題をしなくて、受験に失敗して、まともな仕事に就けなかったらどうしてくれるの?」って思っちゃいますものね。

可愛いお子さんの将来ですもの。そりゃ心配です。

しつこいですが、ここで再々度課題の分離を持ち出します。

【課題】
(子どもが)このまま宿題をしなくなる(かもしれない)

【分離】
課題を解決しないと困るのは誰? → ①子ども ②自分

【課題の主】
将来困るかもしれない子ども(課題を解決するかを決める権利を有する)
今から不安・心配な(課題を解決するかを決める権利を有する)

【課題の主以外】
①親(課題を解決するかを決める権利はない)
②子ども(課題を解決するかを決める権利はない)

どうでしょう?

実は、ここにはひとつの課題と思いきや、ふたつの課題が潜んでいたことにお気づきいただけましたか?

子どもの課題は、宿題をしないと将来困るかもしれないという問題で、
親の課題は、子どもの将来を憂う気持ちです。

親は「勉強しないとこういうことになるかもしれない」という可能性を伝えることはできたとしても、自分の心配を怒りに変換して子どもに「勉強しなさい!」とぶつける権利はないのです。

また、「勉強しないと将来困るよ!」などという断定的な言い方(本当にそうなるかはわからない)は、脅迫です。

脅して自分の思い通りにコントロールしようとすることは、親子関係において最悪の課題介入だとも言えると思います。

このように課題の分離は注意深く課題を観察していかないと、複合的な問題を誰か一人の課題として押し付けてしまう危険性がありますね。

ここを見誤ると問題をよりややこしくしてしまいますので、十分気を付けましょう。

課題の分離に慣れてくると、

「あ、これは子どもの課題ね」
「で、こっちは親の課題ね」

と分類できるようになりますが、迷ったら紙に書き出して確認してみるとわかりやすいかもしれません。
(※「繊細さんお悩み相談室」では、課題の分離の専用ワークシートをご用意しています。)

指をくわえてみているしかないの?

では、親は宿題をやらない子を前に「宿題しないとこういうことになるかもしれないよ」と可能性だけ伝えたら、あとは子どもにすべてを任せて、放置しておくのが良いのでしょうか?

・・・

・・・

・・・はい。

子どもの人生は子どものものなので、本当はそれでもいいんです。

が、できることはしてあげたいと思うのが親の心情ですよね?

こんなとき、親にできることはあとなんでしょうか?

援助の声掛け

ひとつは、援助の声掛けです。

「お母さん、あなたが○○すると(しないと)△△になっちゃうかもって心配なんだ。何か手伝えることがあったら言ってね。

こんな風に、子どもに自分の気持ちと「いつでも助ける準備はあるよ」ということを伝えておく方法です。

援助の声掛けのポイントを4つお伝えしますね。

【ポイント①】 主語が「わたし(お母さん)」であること。

ご存知の方も多いと思いますが、これはアイ(I)メッセージでの伝え方です。

くれぐれも、「(あなたは)宿題をしなさい!」という、「あなた(子ども)」を主語にしたユー(You)メッセージにならないように気を付けましょう。

ユーメッセージを言受け取った相手は、「命令された」「押し付けられた」という感覚になります。

【ポイント②】 未来のことを断定しない。

先ほども出てきましたが「勉強しないと将来不幸になるよ!」というような言い切りは断定的で脅迫とも言えます。

子どもは親の言うことを本当だと思い込んでしまいますので、未来のことをいうときは、「かもしれない」と可能性であることを含めます。

なんてったって、子ども時代ゲームばっかりしていた人がYouTuberになって億稼ぐ時代ですからね。
勉強しないと大人になって困るかどうかは本当にわからないです。

【ポイント③】 述語部分には、自分の感じていることを入れる。

「お母さん、あなたが勉強しないと将来困るかもって先生から言われたんだ。」というように、他の誰かからの情報の伝達やテレビで観たというだけでは伝わりません。

あなたがどう感じているかを大げさにせずにわかりやすく伝えましょう。

※この伝え方、実は感謝する時も同じです。

「掃除して偉いね。」ではなく、「お母さん、あなたが掃除をしてくれてうれしいな。」と気持ちを伝えます。

【ポイント④】 あなたの味方だよというメッセージを伝える。

「何か手伝えることがあったら言ってね。」
「困ったら声を掛けてね。」

という風に、お母さんのドアは、あなたに向かっていつでも開いてるよ。
あなたがその気になればいつでも手を差し伸べるよ。
あなたの都合でいつきてもOKだからね。
お母さんはいつでもあなたの味方だからね。

ということを示しておきます。

この4つのポイントを押さえておくと、子どもは自分の気持ちを尊重してもらえている、自分を信頼してもらえている、そして「いざ困ったら相談に乗ってくれる人がいる」という安心感を持って、自分の課題に向かうことができるんです。

<奥義>共同の課題にさせてもらう

そして、ふたつめ目。

課題の分離をして、援助の声掛けをして、それでもどうにもならなかったら、いよいよ最終手段、「共同の課題」です。

「共同の課題」について、岸見一郎先生の別の著書「子育てのためのアドラー心理学学入門」にはこう書かれています。

残念ながら、私たちの能力は限られていますし、自分が抱えている問題をすべて一人で解決することはできません。

(中略)

そこで、「私の課題」「相手の課題」のほかに「共同の課題」を設定します。
見守ることを基本に、しかし、子どもの手に余る場合は、出て行って、共同の課題にすることを提案し、援助する姿勢を示したいのです。


(中略)

共同の課題にするためには、まず共同の課題にしてほしいという依頼があり、共同の課題にしてもいいという了承があることです。

引用元:子育てのためのアドラー心理学学入門 岸見一郎 アルテ

むむ、難しいですね。

これはどういうことかというと、

基本的には、相手の課題には踏み込まずに見守るスタンスなんだけれど、相手(子ども)がどうにも一人では解決できそうになくて、かつ自分が助けたいと思うときには、「一緒にやろうか?」「チェックしてほしいところある?」などと提案してもよい。

ただし、子どもが「そうしてほしい」と承諾した場合に限り、ようやく手出しができるということです。

ここで勘違いしないでいただきたいのは、子どもの宿題について親が口出しをするとき、依頼するのは不安・心配な親(課題の主)で、了承するのは子(課題の主以外)だということです。

親が「手伝ってもいい」かどうかを子どもに訊ね、「そうしてほしい」と言われたときだけ手伝えます。

子どものために「共同の課題」にしてあげるんじゃないんです。

親が自分の不安を解消する目的で「共同の課題」にさせてもらうさせてもらうんです。

(↑ここを正しく理解しましょう!)

もし子どもがここで、「一人でやるからいい」「ほうっておいて」と言うのであれば、そこでジ・エンド

残念ながら、お母さんにできることは、これ以上なーんもなくて、ただドアを開けっぱなしにしておくことだけですー。

あ、くれぐれも、共同の課題にさせてもらえないからっていじけてドアを閉めたりしませんように。
(↑どっちが子ども?ってなっちゃいますのでねww)

課題の分離は万能ツール

今回は子育てを例にお話しましたが、この「課題の分離」という考え方は、ありとあらゆる人間関係においてとっても有効な手段です。

たとえば、

・部下の仕事に必要以上に目を光らせる上司

・孫の教育方針に口出ししてくる姑

・相手の都合を考えずに電話してくる友人

・テレビの向こうの不倫にイライラする視聴者

こういうのもぜんぶぜんぶ、課題の分離ができていないから起きるトラブルやイライラです。

問題に直面したとき、「困るのは誰?」を思い出して、自分に関係ないものはサッサと手放しましょう。

そして自分の課題には他者を介入させないように、スパッと心の境界線を引き、しっかり自分で責任を取りましょう。

こじらせ繊細さんの思考は非常に複雑なため、「課題の分離」はとても難しく感じられると思います。

専用の資料や講座などもご用意しておりますので、ご興味のある方はご連絡くださいね。

まとめ

  • 課題の分離は、心理学者のアルフレッド・アドラーが提唱した概念。
    「自分の問題と他者の問題を切り分けて考える」「他者と自分の間にしっかりと境界線を引く」ということ。
  • 課題の所有者は、「その課題を解決しないと困るのは誰か?」という観点で考えると明確になる。
  • 課題の所有者以外が課題を解決する必要はなく、また頼まれてもいないのに口出しする権利もない。
  • 子どもの課題に親が無断で踏み込むことは、不信頼のメッセージを送ること。子どもが自分の足で生きて行くための力も奪ってしまうような罪深いことなので、十分に気をつけたい。
  • 子どもが思い通りに動かないことで生じる親のイライラは、親自身が引き受ける課題。子どもに責任転嫁しない。
  • 課題の分離がうまくいかないとき、自分(親)が相手(子)にできることは、可能性を伝えること、援助の声掛けをすること。
    「〇〇しないと××になるよ!」というような未来を決めつけるような断定的な言葉で脅さず、「〇〇するといいと思う。」「〇〇だから心配。」というアイメッセージで自分の気持ちを伝える。
  • 課題の分離の奥義は「共同の課題」にすること。
    はじめから共同の課題にせず、やれることはすべてやった上での最終手段とすること。
    「共同の課題」にするときは、課題の所有者(親)が課題の非所有者(子)に依頼をし承認を得る。ここの関係を間違わないように意識する。
  • 「課題の分離」は人間関係のトラブルを一掃する万能ツール。すべての人間関係においてとっても有効な手段なのでぜひ身に付けたい。

繊細さんのための28日間マンツーマン講座では、ご希望者の方に課題の分離の資料をお渡しして、ご質問にお答えしています。

課題の分離をマスターすると、ウソみたいに楽になりますので、気になる方はぜひお声がけくださいね。

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