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「自分には価値がある」と思えない人が無意識にやってしまっていること。

  
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【今日のお話】
あなたは自分で自分のことを「価値のある人間」だと思えていますか?
自分がただそこにいるだけで価値があると思えるようになるには、いったいどうしたらよいのでしょうか?

まずは、ちょっとこちらをご覧ください。

国立青少年教育振興機構という機関が発行している調査報告書に、「高校生の心と体の健康に関する意識調査」というものがあるのですが、

この中の「私は価値のある人間だと思う」という問いに対して、「はい」と答えた高校生の割合が、日本だけぶっちぎりで低いんです。

  • 日本・・・44.9%
  • アメリカ・・・83.8%
  • 中国・・・80.2%
  • 韓国・・・83.7%

【参考】高校生の心と体の健康に関する意識調査―日本・米国・中国・韓国の比較―(平成30年3月版)

驚きの数字でしょ?

自分自身に存在価値を見いだせていない若者が、諸外国と比較して圧倒的に多いという結果です。(これでも以前よりは改善されてるらしいのです。)

なぜ、日本人はこんなにも「自分には価値がない」と思ってしまうのでしょうか?

ありのままの自分に価値を見いだせない理由

自分に価値を感じられなくなる主な理由は、幼少期からの親や周りの大人の関わり方にあると言われています。

本来、身近な大人から継続的に無条件の愛(=どんなに失敗しても、うまくできなくても、なんにもできなくても、そこにいるだけで認められ大事にしてもらえること)を注いでもらえることで、子どもは自己肯定感を育んでいきます。

この感覚を育めると、「自分は価値のある人間だ」と学習し、少しのことで心が折れたりしなくなるのです。

ところが、虐待、ネグレクト、家庭内の不仲、過干渉・過保護、ヒステリー、スキンシップ不足などといった問題を抱える家庭で育った子は、この感覚が乏しいです。

それだけでなく、家や学校で、自分の特性を理解してもらえなかったり、成績で評価されることが続いたりすることも子どもの心をむしばんでいきます。

非難されたり、否定されたり、比べられたりして育った子が、自分に価値を感じられるわけないですよね。

さらに、わたしが問題視しているのは、「条件付きの愛」しかもらっていないという人。

  • うまくできたときだけ、認めてもらえた。
  • 100点取ったときだけ、褒めてもらえた。
  • お手伝いしたときだけ、感謝された。
  • 素直に言うことを聞いたときだけ、大事にしてもらえた。
  • 親の機嫌がいいときだけ、優しくしてもらえた。

このような環境下で育つと、自分の価値が「存在そのもの」によるのではなく、「他者からの承認(先生の評価・テストの点・スポーツの結果)や他者の気分(親の機嫌・好みなど)」に支えているのだと勘違いして学習してしまうので、それらが無い状態の自分(=ありのままの自分)に価値があるなんて思えないのです。

そして、そのまま大人になると、

  • 人の顔色をいちいちうかがってしまう
  • 他人と比べて一喜一憂してしまう
  • 誰かに気に入られようと必要以上にヘコヘコしてしまう
  • 働いていない自分には価値がないと思ってしまう
  • 出世争いに負けたら一生の終わりだと思う
  • どこまで行っても自分を認められなくて青天井でがんばり続けてしまう
  • 自信がなく無気力で、やる気がわいてこない

などといった問題を抱えることになります。

それってつまり、他人の評価や気分がすべてで、自分で自分の存在価値を認められていないということなんです。

ありのままの自分に価値があると思えるようになるには

では、「ありのままの自分に価値がある」と思えていない人は、この後どうしたらいいのでしょうか?

その答えは、いたってシンプル。

だけど、実践するのは結構大変なこと。

それは、

自分で自分に無条件の愛を注ぐこと。

これに尽きます。

だけど、親や周りの大人から条件付きの愛しか与えてもらえなかった人は、自分のことを同じやり方でしか愛せません。

もう大人なんだから親にされたことを踏襲しなくてもいいのに、そのやり方が骨まで染み込んじゃってるから、止め方がわからないのです。

いい大学に入った、いい就職先を見つけた、出世した、ステキな伴侶を見つけたなど、人から評価されそうなことをした自分は肯定できるのですが、逆にちょっとしたミスや怠慢。取るに足らない小さな失敗、どうにもならないことで、恐ろしいほど自分を責めてしまいます。

  • なんでこんなこともできないんだろう。
  • わたしってダメ人間だな。
  • こんなにダラダラしてちゃダメだ。

ってな具合に。メタメタに自分を責めて、追い詰めてしまいます。

これってまさに。

小さいころに自分がされていた、「条件付き」の愛し方を自分自身にしているということですよね?

これじゃ、いつまで経っても生きづらさは解消されないんです。

自分に無条件の愛を注ぐ

じゃあ、どうやってこれまでのやり方を変えていけばいいのか。

それにはまず、自分の心の動きに注目し、自分自身に無意識にかけている辛辣な言葉にできるだけ早く気づくこと。

ちょっとしたことでおおげさなまでに自分を責めていると気づいたら、「あ、また始まった」と気づいてください。できれば、声に出してそう言ってみてください。

それだけでも、とりあえず、思考にストップがかかります。

そして、その言葉を「無条件の愛の言葉」に置き換えてみてください。

愛情深く、忍耐深く、自分に声を掛けます。

たとえば、

  • なんでこんなこともできないんだろう。
    ⇒誰にでも得意なことと苦手なことがあるよ。
  • わたしってダメだな。
    ⇒うまくいくときもいかないときもあるよ。
  • こんなにダラダラしてちゃダメだ。
    ⇒思い切り休んだら、きっとまた動き出せるよ。

こんな風に。

もしうまく言葉が出てこないときには、悲嘆にくれる親友に向かって声をかけるとしたら、なんて声をかけるか考えてみてください。

みんな周りの人にはうんと優しいのに、自分には本当に厳しいんです。

自分を大事にできない人は、自分を親友を扱うのと同じように大切に扱ってみてください。きっと今みたいには扱えなくなるハズです。

バカげてるって思うかもしれないですけど、自分に価値を見出すためには、他人ではなく、自分自身がまっさきに自分を認める必要があるのです。

甘やかすとダメになるの呪い

それでも、多くの人は、自分に優しい言葉を掛けることに抵抗があるでしょう。

「失敗したら、ちゃんと反省して悔い改めないと、また同じことを繰り返す。」

そんな風に思うかもしれません。

もしくは、

「あんなに迷惑をかけたんだから、これくらい反省して当然。すぐに忘れるなんて許されない。」

とか、自分に罰を与えたくなるかもしれません。

でも、思い出してみてください。

あなたはこれまで何度も同じような過ちを犯すたびに自分をめった刺しにしてきたのに、ちっとも自分の価値を認められるようになっていないのではないでしょうか?

それどころか、同じようなミスや失敗をもう何度も何度も繰り返してきているのではないでしょうか。

失敗を認めてそこから学ぶことは大切ですが、それを引きずっていつまでも自分を責めるのは逆効果なんです。

自分に向けている言葉が今のあなたを作っています。

子育ても自分育ても同じ。「甘やかすとダメになる」は育てる側の都合のいい言い訳。

ちゃんと甘えた人だけが、前を向くことができます。

ダメな自分にダメということが、ダメを強化しているんです。

自分に優しい言葉を掛けることは、こんな風に作用していきます。

  • 自分に優しい言葉をかけると心が穏やかになる。
  • 穏やかな気持ちでいると、不要なミスを減らすことができる。
  • 周りの人から責められることが減っていく。
  • 相手のミスや失敗にもイライラせず寛容になれる。
  • 周りの人にも穏やかに接することができるようになる。
  • 自分も周りも穏やかな人間関係が形成されていく。
  • 自分で自分の価値を感じられるようになる。

自分で自分の価値を認めれば、必ず周りの人からもその価値を認めてもらえるようになります。

周りの声はさておき。

まずは自分で自分を認めることからスタートしてみませんか?

まとめ

今日のまとめです。

  • 日本は、諸外国と比較して、自分に価値があると思えている人の割合が著しく低い。
  • 自分に価値を感じられなくなる主な理由は、幼少期からの周りの大人の関わり方にあると言われる。
  • 本来、継続的に無条件の愛を注いでもらえることで、子どもは自己肯定感を育んでいくが、家庭内の問題や子どもへの無理解・成績による評価などが続けば、子どもはありのままの自分に価値を感じられなくなる。
  • 「条件付き」の愛も大きな問題。「〇〇した時だけ褒めてもらえる」というような環境下で育つと、自分の価値が「存在そのもの」にあるのではなく、「他者の承認・他者の気分」に支えられているのだと錯覚する。
  • そのまま大人になると、他人の評価や気分がすべてになる。
  • 自分に価値があると思えるようになるには、自分で自分に無条件の愛を注ぐこと。
  • 「条件付きの愛」で育った人は、ちょっとしたミスや怠慢・小さな失敗・変えようがないことで、恐ろしいほどに自分を責めている。
  • 自分自身にかけている無条件の辛辣な言葉に気づき、それを「無条件の愛」の言葉に置き換えること。
  • うまく言葉が出てこないときには、親友に向かって声をかけるつもりで考える。自分を親友を扱うのと同じように大切に扱う。
  • 自分に向けている言葉が今の自分を作っている。
  • 自分に優しい言葉を掛けることで、人間関係が穏やかになり、自分や周りの人の価値を認められるようになっていく。

いかがでしたでしょうか?

「自分に価値を感じられない」とおっしゃる方は、もれなく自分にかける言葉が厳しすぎるのです。

そのことにご自分では気づけず、自信を失くして落ち込んでいたり、周りからの評価に不満を覚えています。

どうかどうか。この世にたった一人しかいないあなたのこと。

あなたがまずまっさきに大切にしてあげてくださいね!

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